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【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第1章④/自分のポジションをつくる~

2020.05.18 コラム

弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。

<第一章:自分のポジションをつくる>

■「私がやる理由」を見つける

仕事の指示を受けたとき、すぐに「どうすればいいですか」と聞いてくる人がいます。


要件が特殊な仕事ならばともかく、この問いにはむしろ、最低限のことをクリアしようという姿勢が表われています。


最低限のことをすればいいという気持ちではなく、この仕事がどのような貢献をもたらすのかを考え、そのためには「自分」がどうすればいいのか、を考えるべきです。


そんなことは「面倒」だと感じるでしょうか。「余計なことはするな」、「言われたことだけをしろ」と叱られた経験でもあるのでしょうか。それとも、がんばっても何も変わらないと諦めてしまっているのでしょうか。
私たちは、どうしても「しなくてよい理由」「私ではなくてもいい理由」を頭のなかで常に考えてしまいます。そして、考えれば考えるだけいくらでも見つけることができます。


社会には常にあなたより適任の「誰か」がいるからです。
それならば、自分ではなくその「誰か」がすればいい、あるいは「誰か」の言う通りに動いていれば問題は起こらない、と考えてしまうのはごく当然のようにも思えます。

いっぽうで、「私がしなければならない理由」を考えることはめったにありません。考えても納得できる答えなんて見つからないからです。そうして、「私」は「しなくてよい」と勝手に結論づけてしまいます。


この思考プロセスに陥ると、なかなか与えられた仕事に対しての前向きな姿勢は生まれてきません。本当は自分しかできない仕事も、そう思えなくなってきてしまいます。その時点で既に「したくない」という思いに支配されているからです。


こうした流れは、関係する人すべてを不幸にします。そして最も不幸なのは、後ろ向きな姿勢を見抜かれ、どうせ頼むなら他の人、と管理者にレッテルを貼られるあなたです。
本当の意味で「私でなくてもいい」ことになるわけです。


こうならないためには、とにかく「自分がやる理由」を無理やりにでも考える癖をつけることが大事です。たとえば、あなたがその仕事をしなかったとしたら、何が起きるか考えてみましょう。誰かがしなければならないのだから、隣の同僚があなたの代わりに負担するかもしれません。そのとき、あなたはいったいどのように感じるでしょうか。そこで後ろめたさを感じれば、それだけでも十分「自分がやる理由」になり得るのです。

前頁:第一章③「~しちゃった」の怖さ

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