【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第1章③/自分のポジションをつくる~
弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。
<第一章 自分のポジションをつくる>
■「~しちゃった」の怖さ
職場には、「○○と言われちゃった」とか、「○○な仕事をさせられちゃった」とか、「○○になっちゃった」とか、なぜか、自分を受身の状態に置いた言葉が多いようです。
特にこの〝ちゃった〟言葉は、物事を主体的に受け止められていないことを示しており、場面や聞く人によっては責任逃れや弁解のニュアンスに受け取られてしまいかねません。また、〝ちゃった〟言葉を多用していると、行動そのものが受身になってしまいます。
私は、他責を表す〝ちゃった〟言葉を、使ってはいけない言葉リストに挙げています。こんな言葉を使っていると、考え方もライフスタイルも、常に受身になってしまいます。
受身の言葉づかいの例として、この他に「やらされる」、「させられる」も挙げられます。多くの人が仕事を「させられている」ものと感じていますが、では、その仕事をするために動かしているあなたの頭と体は、他人にコントロールされて無理やりに「動かされている」ものでしょうか。
たとえそれがどんなに不本意なものであったとしても、最終的には自分の体で行っていることに対して「やらされている」、「させられている」と説明するのは、自分の意志で生きていないと世の中に告白するようなものです。
そのような人は自分で仕事や職場をつまらないものにしてしまっています。
どんな仕事であっても、「私」の意思で行っていると思うことができれば、仕事を成し遂げたときには「自分がやった」という充実感を味わうことができるはずです。責任があるから、自分の成果を実感できるのです。責任のないことは、どんなにすごいことでもやはりどこか他人事で、喜びも小さなものにすぎないでしょう。スポーツなどの試合で勝ったとき、試合に出ていた選手と応援していた人では、どちらの喜びが大きいものかはわかると思います。
仕事をやり遂げ充実している人を羨ましがるだけでなく、そういう人になれるように責任を自ら引き受けて仕事をしていきましょう。