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動画研修を効果的に活用するには
~メリットとデメリットを具体的に解説~

2023.10.06 コラム

テレワークや時短勤務、フレックスタイムの導入など働き方が多様化する中、動画研修を取り入れる企業が増えています。動画研修はこれまでの集合研修と異なり、時間や場所にとらわれず、いつでもどこでも実施できるため人材育成をより効率的・効果的に行うことができます。 そこで今回は「動画研修のメリット・デメリットやサービスの選び方」について、具体的に解説します。

目次

動画研修とは

動画研修は、オンラインで研修動画を配信して受講者が視聴する形式の研修です。インターネットを介してパソコン、スマートフォンなどを利用して学習を行うことが一般的で、eラーニングの一種に位置付けられます。 コロナ禍でオンラインの環境が整い、多くの人がデバイスでの動画視聴に慣れてきたこともあり、eラーニングの中でも動画研修を取り入れる企業が急増しています。 企業は、これまで集合研修で実施していた内容やOJT・社内マニュアルなどで展開していた内容を動画コンテンツとして配信します。受講者である社員は、配信された動画をオフィスや自宅など、さまざまな場所からオンラインで視聴して学習を進めることができます。

動画研修のメリット

動画研修の導入には、研修を実施する企業にも受講する社員にもメリットがあります。

#企業にとってのメリット

・学習効果が高い 動画は文字の5000倍の情報量を伝達することができると言われるように、動画研修では多くの情報を視覚的にわかりやすく正確に伝えることができます。さらに動画による視覚的な伝達は、受講者の情報の定着率も高いと言われています。特に、文字だけで説明するには伝わりにくいシステムや機器の操作説明などで効果を発揮します。 ・研修の質に一貫性がある  受講者は同じ動画を視聴して学ぶため、集合研修のように研修内容の違いや研修の質の差がない一貫した研修が実施できます。社内教育で起こりやすい、講師によって教える能力にムラが起こることを避けられます。 ・コストが削減できる 予算やリソースが限られている企業にとって、動画研修は費用対効果の高い手法です。集合研修のように、会場の手配や設営、交通費や宿泊費、講師や受講者のスケジュール調整など研修実施に伴う準備が軽減します。

#受講者にとってのメリット

・いつでもどこでも受講できる 集合研修では、研修と通常業務とのスケジュール調整が負担になることもありますが、動画研修は決まった場所や時間で受講する必要がありません。いつでも、どこでも受講できるため、通常業務を妨げることがなく、受講者は集中できる時間帯や環境を選んで学ぶことができます。 ・繰り返し視聴できる 動画研修では、分かりづらかったところや見逃し・聞き逃したところも、巻き戻して何度も視聴が可能です。学習効果を上げるために、復習を目的として同じ動画を繰り返し視聴することもできます。また、実務の手順やノウハウに関するマニュアル動画であれば、現場で発生した不明点や疑問点を動画で確認することができるため、OJTの一旦を担うことができます。

動画研修のデメリット

動画研修は、オンライン環境が必要であることや講師と顔を合わせていないことなどが要因でデメリットがあるので、留意点や対策についてまとめます。

#企業にとってのデメリット

・動画制作の手間やコスト 社内で動画制作のノウハウがない場合には、新たに体制を整える必要があります。自社でオリジナル動画を作成する場合には、研修や撮影・編集のノウハウが求められます。また、研修用の動画を購入するなど、外部に制作依頼をする場合には費用が発生します。 ・通信環境やセキュリティの対応 受講環境によっては通信が不安定な場合もあり、通信環境に受講が左右されるケースがあります。また、オンライン上の動画配信には、情報漏洩などセキュリティ上のリスクもあります。動画配信システムの選定などにより、社外アクセスの防止をはじめとした対応が必須となります。

#受講者にとってのデメリット

・リアルタイムで質問ができない 配信される動画を視聴するだけでは、リアルタイムで研修内容に対する質問ができません。質疑応答のチャットチャンネルの作成やコミュニティ機能のある研修プラットフォームを利用するなど、できる限り双方向のコミュニケーションが取れる環境を整えることが大切です。

動画研修サービスの選び方

動画研修サービスを選定する際には、自社が実施したい研修内容と合ったコンテンツの提供や機能があるか、セキュリティや受講管理の煩雑さの軽減など、次のような点を検討すると良いでしょう。 ・提供しているコンテンツの内容が自社に沿っているか ・独自の研修コンテンツの制作可否 ・多言語対応の字幕やナレーション機能の有無 ・動画配信プラットフォームの管理機能、セキュリティ ・管理者、受講者双方の画面や操作性 ・学習管理機能(LMS)の有無

キャムテックの動画研修の特徴

キャムテックのナレッジ共有プラットフォーム『前トレ』では、社内教育でよくあるさまざまなお困りごとを解決します。 企業様からの「社内研修を実施したいが集まる時間がない」「研修のコンテンツやノウハウがない」「入社時の説明や業務説明など繰り返し行う教育の工数を削減したい」「学習管理をしたい」などのご要望から開発に至りました。 弊社が提供する動画コンテンツを視聴した学習だけでなく、企業様のオリジナル動画を作成して視聴することも可能です。加えて、学習管理機能や理解度確認テストも実施できるため「社員の学習状況が管理できていない」「研修内容を理解しているか分からない」といったお悩みも解決できます。 『前トレ』の詳しい紹介はこちらから

まとめ

 動画研修は集合研修に代わる社員教育として、多くの企業で取り入れられています。時間や場所を選ばずに、いつでもどこでも学ぶことができます。また、マニュアルやOJTで繰り返し同じ教育を行っている作業手順やコツを、動画一つで工数を削減して教育することもできます。 動画研修を使用した社員教育をご検討の方は、ぜひ一度、キャムテックへお問い合わせください。

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