【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第3章③/相手の感情をリードする~
弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。<第三章:相手の感情をリードする>
<第三章:相手の感情をリードする>
■怒った人の苦しみを知る
誰だって嫌なことはしたくありません。
しかし、それなりの立場にある人は、したくなくても部下を怒らなければならないときがあります。
怒られたあなたはもちろん嫌な気持ちになることでしょう。
ところで、怒った人はどのような気持ちでしょうか。実は、それほど快適ではありません。怒る正当な理由があったとしても、人を怒ることには引け目を感じざるをえないからです。
そんなときに、怒られた側のあなたからコミュニケーションをとることで、怒った側はどれほど穏やかな気持ちになれるか、想像したことはあるでしょうか。
形だけで構いませんから、何か怒られたと感じたら、条件反射的に「すみませんでした」と「ありがとうございました」を言ってください。2人のあいだの気まずい空気はそれでほとんどかたがつくものなのです。
あなたがいやなときは、怒った方だって嫌な気持ちになっています。そのままにしておくと、どんどん気持ちが離れて、ぎくしゃくしてしまいます。
そこで、あなたからの「ありがとうございます」の一言があれば、相手の怒ってしまったという罪悪感は、解消されるはずです。怒られることもコミュニケーションの一種と心えてください。
ただ「怒られる」で終わりにしないで、「ありがとうございます」と 付け加えることで、新たな関係をつくるスタートにしてください。