信頼される考課者になるために~鉄鋼関連会社様~
2020年8月下旬、東京都の鉄鋼関連会社様にて「管理職層対象 人事考課研修」を2日間に渡り実施し、29名の方々にご参加いただきました。
今回の研修では、1日目にオンライン研修を行い、2日目には東京と大阪の各地で集合研修を行いました。
今回の企業様は、人事考課者である管理職層に対して、
- 考課者によって偏りのない、 評価を行えるようになってほしい。
- 面談時に、部下のモチベーションを高めるコミュニケーションが取れるようになってほしい。
というご要望をお持ちで、毎年対象者を変えて当研修を実施いただいております。
そこで今回は、考課者によって偏りのない、公平な考課を実施するための知識習得と、 面談時のフローと聴き方・伝え方を習得する「管理職層対象 人事考課研修」を実施いたしました。
時間が限られていたこともあり、人事考課に関する知識習得は、事前課題として先に取り組んでいただき、実際の2日間の研修では、面談力を向上させるための実践の時間を多く設けた設計にしました。
1日目は、面談時に冷静な対応が求められることから、自身のメンタルをコントロールするための「アンガーマネジメント」、相手に共感しながら話を聴く「傾聴」 や、面談フローの確認をレクチャーを中心に行いました。その後、お伝えした内容を踏まえ、面談のフローに沿ってロールプレイングを行い、ご自身の今の課題に気づいていただきました。
2日目は、2人1組のロールプレイングを行い、他の受講者は被考課者の立場で、チェックリストを用いて面談の様子を確認しました。 考課者役は他の受講者からのフィードバックから自分の課題が見つかり、 被考課者役は、他の受講者の面談から新たな発見を得られたようでした。
最後に2日間のまとめとして、これまでの自身の取り組みや研修のロールプレイングの様子を振り返り、課題を明確にし、人事考課に向けてモチベーションを高めていただきました。ぜひ、本研修の成果を実際の面談の場面でも発揮していただきたいです。
今回は新型コロナウィルス感染防止のため、1日目はオンライン研修、2日目は集合研修の形式で実施しました。オンライン研修では、皆様が大きく反応を返すなど、協力して研修を進めてくださいました。2日目は、東京・大阪ともに、質問が多くあり、積極的に取り組む姿勢が見受けられました。ぜひ今回の研修で得た知識・スキルを活用し、被考課者にとって納得度の高い面談を実施していただけることを祈っております。
受講者の声
- ロールプレイングによって自分の受け応えの限界が分かり、実際の面談の時にはもっと準備をしないといけないと感じた。
- 部下のそれぞれの特性を捉えて、的確なアドバイスができるよう、日頃から準備を行う事が大切だと思いました。
- オンラインでの長時間の研修は集中を保つのが難しいかと思ったが、ロールプレイングもあったので、特に問題なかった。
講師より
部下が納得できる面談にしたいと、皆様真剣に取り組んでいらっしゃいました。ロールプレイングの最初は、手探りの状態でしたが、徐々に良い点、改善点、工夫する点を吸収し、スムーズな面談が出来るようになりました。
課題としましては、①質問する力が不足している ②人によって、つい自分の話をしてしまう という点が挙げられます。実際の面談では、さらに部下に興味を持ち、質問を繰り返していけるようになってほしいです。
研修内容
1日目
- 人事考課の目的と研修のゴールイメージ
- メンタルコントロール
- 傾聴力
- 面談フローの確認/ロールプレイング
- まとめ
2日目
- 面談フローの確認/ロールプレイングまとめ
- まとめ
導入事例
自分と相手の理解度や前提が異なることを認識することが、コミュニケーションの第一歩~株式会社シーズ~
関連する研修
-
2020.11.04
人事考課研修
-
2020.11.04
アンガーマネジメント研修
-
2020.11.04
コーチング研修
関連する投稿
-
2020.11.04コラム
テレワークで評価方法が変わる?テレワークにおける人事評価のポイント
-
2020.11.04研修レポート
適切な目標設定とフィードバック面談で人材育成を目指す~交通事業会社様~
-
2020.11.04コラム
オンライン研修を成功させるための3つのポイント