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【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第6章①/自分が生きる場所を探す~

2020.11.25 コラム

弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。<第六章:自分が生きる場所を探す>

<第六章:自分が生きる場所を探す>

■ 基本となるのはコミュニケーション

近年、多くの企業にとって大きな課題となっているのが、労働者の定着率低下です。新卒入社社員のうち、中学卒で7割、高校卒で5割、大学卒で3割が3年以内に辞めているのです。

せっかく就職した会社を、なぜそこまで簡単に辞めてしまうのか。

離職理由のうち最も高い割合を占めるのは「給与に不満」(約35%)ですが、最初に転職を考えた際に悩んだものとして最も高いのは「仕事の内容」(約45%)となっています。つまり、必ずしも待遇面での不満が離職の根本原因となっているわけではないのです。

「仕事の内容」の内訳としては「やりたい仕事ができない」、「仕事の責任が重すぎる」、「仕事の量が多すぎる」などが挙げられていますが、より相関性の高い回答として「職場の人間関係が良好でない」、「相談できる上司や同僚がいない」、「人を育てる雰囲気がない」などがあります。

企業では、早期離職を防止するためには、仕事の満足度や帰属意識を高めるだけでなく、コミュニケーションの活性化と人を育てる雰囲気の醸成がキーポイントとなっています。この本ではみなさんのコミュニケーションの重要性を述べてきましたが、企業の方もコミュニケーションを非常に重要なものと考えているということです。

コミュニケーションの重要さは、職場の適応感が高い労働者は離職率が低いことからもわかります。適応感とは、職場に自分がどれだけ適応しているかという感覚ですが、これまで見てきたように職場とはつまり、自分と他者との関係においてあるものです。自分の居場所も、自分だけでなく他者との関係があってこそはっきりするからです。他者との関係を築くものこそ、コミュニケーションに他なりません。

厚生労働省の調査は意味深いものです。企業が採用にあたって重視する能力は、高卒でも大卒でも、第一に「コミュニケーション能力」なのです。ミュニケーションが円滑に行われることで、職場へスムーズに適応できると考えられているのです。

つまりコミュニケーション能力が高ければ、あなたの選択肢もおのずと増えるのです。

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