閉じる

News Columnニュース・コラム

【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第6章②/自分が生きる場所を探す~

2020.12.09 コラム

弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。<第六章:自分が生きる場所を探す>

<第六章:自分が生きる場所を探す>

■バーチャルでできること、できないこと

ITを使った求職システムは、果たして機能するでしょうか。私は、大量の情報をデータベース化し、検索するという意味では、現在ほど恵まれた時代はないものと思っています。

また、就職にはつきものの教育という点においても、ITを利用したバーチャルな教育システムが有効であると考えています。

このまったく新しい試みに懐疑的な目を向ける人もいます。そんな小手先のトレーニングで得た経験が現場で使えるのか、人と人との関係はそんなものでは作れないといった意見です。ある意味では正しい見方でもありますが、その可能性を正当に評価したものとも言えません。

たとえば、交通事故は体験した人でなくとも、その痛さを想像できます。それによって、交通ルールを守ろうという行動につながることを考えれば、大事なことは知識や経験を、次の行動のイメージにつなげられるかどうかということです。そう考えれば、リアルで経験していることも、バーチャルな体験も、それをどう得たかは問題ではないと考えます。

したがって、その知識や体験を行動につなげる教育の場というものは、バーチャルでも構わないと私は思っています。むしろ、ITのおかげで、教育というものが、時間と空間の制約から自由になったということのメリットを企業と求職者はもっと享受するべきです。

お互いの声が届く範囲、目が届く範囲でしか、共有できなかった「経験知」というものが、いつでもどこでも、知りたいときに知ることができるようになったというのは本当にすばらしいことです。

こうしたITを活用した仕組みを通して、あなたが自分に合う職を見つけるのは以前よりずっと簡単になっています。よりあなたにマッチする職場を見つけるためにITを、あなた自身が使いこなすことを薦めます。もちろん、あなたがこの本で私が述べてきたような基本的な、雇用を継続させる能力をもっていなければ、いかにITの仕組みでも、あなたに合う仕事を見つからないでしょう。

5章までで述べた身につけるべき能力や習慣は時代を問いません。時代を問わない普遍的な能力と、ITなどの現代的な仕組みを活用することは、天職を探すうえでの両輪となるはずです。

前頁:第六章①基本となるのはコミュニケーション

次頁:終章①職場で幸せになるため

メールでのお問い合わせ
03-6837-5302 平日9:00~18:00