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モチベーション研修とは? 研修を行う目的やメリット、具体的な研修内容を解説

2023.09.08 コラム

目次

1.はじめに

会社の業績を上げるためには、個人のパフォーマンスを向上させ、組織の生産性アップにつなげる工夫が大切です。そのためには社員個々のモチベーションを高め、維持する必要があるでしょう。しかしながら、社員のモチベーション低下でお悩みの方も多いのではないでしょうか。さまざまな研修の中でも、社員のモチベーション向上を図るためには「モチベーション研修」が有効です。 そこで今回は「モチベーションとは何か」を解説したうえで「モチベーション研修の目的やメリット、プログラムの概要」について、分かりやすく解説いたします。

2.モチベーションとは

モチベーション研修について学ぶ前に、まずはモチベーションとは何かを考えてみましょう。モチベーションは心理学用語で「動機」つまり「行動するための要因」のことです。行動をするときに、何のためにそれをするのか、という目的意識がモチベーションであり、ビジネスにおいては「業務に対する意欲」の意味で使われることが多いでしょう。 モチベーションは「外発的動機」と「内発的動機」の2種類に分けることができます。

外発的動機とは

外発的動機とは、自分の外側から与えられる動機のことを指します。例えば「賞与が多くもらえるように」「早く昇進するために」といった前向きな理由はもちろん、「罰則を受けたくないから」という理由も外発的動機と言えます。 即効性があり、一時的な意欲アップには有効ですが、外発的動機は後述する内発的動機よりも、効果が長続きしにくいと言われています。外発的動機を維持するためには、報酬や承認などの見返り、あるいは罰則を与え続けなければならず、企業側に相応のコストやエネルギーがかかります。また「給与アップにつながらない仕事」「誰も見ていないところでの仕事は頑張らない」といったように、自主性や創造性を妨げるリスクもあります。

内発的動機とは

内発的動機とは、自分の内側から湧き上がってくる気持ちが原動力となる動機のことを指します。単純に「やりたいから」「興味があるから」といった物事に対する興味や探究心が源泉となります。 内発的動機は行動自体が目的となるため、自ら進んで質の高い行動を続けられるようになることが特徴です。効果が長続きし、かつ成果も上がるため、理想的な形と言えるでしょう。一方で、本人に興味や関心がないとモチベーションにつながらず、外部からコントロールしにくいという特徴があります。

3.モチベーションが下がる原因とは

社員のモチベーションが低下してしまう場合には、以下のような原因が考えられます。

成果が評価に反映されない

成果を上げたにもかかわらず、それが賞与や昇進などとして評価されない場合は不満がつのり、特に外発的動機が下がります。「一生懸命働いても適正に評価されない」「自分より成果を上げていない人の方が給与が高い」といったケースが該当します。 もちろん企業としては、社員が成績を上げたからといって、その結果を毎回評価に反映することは難しいものです。しかし、時には、ねぎらいの言葉ひとつが動機につながることもあります。頑張りに対して、何らかの形で「認められた」と感じられるとモチベーションを維持できる可能性が高まるでしょう。

仕事に魅力を感じていない

苦手分野のことを仕事として割り振られると、苦痛を感じてモチベーションが下がってしまうことがあります。また仮に得意分野であっても量が多すぎたり、あまりにも単調だったりすると精神的に圧迫を感じるでしょう。 どちらの状況も「自分は仕事ができない人間だ」という苦手意識を持たせてしまう可能性があります。これは外発的動機、内発的動機のどちらにも言えることです。本人の適性に合った仕事を任せ、適正な仕事量を見極めることが、モチベーションを維持する上で大切です。

労働環境が悪い

残業が多くてプライベートの時間が取れない、心身が極端に疲労するなど、労働環境の悪さはモチベーション低下につながります。また職場の人間関係も、モチベーションが大きく低下する要因のひとつ。関係が悪いと、周囲の目が気になるようになって仕事に集中できず、業務の効率が下がってしまうでしょう。 特に外発的動機だけで仕事に取り組んでいる場合、労働環境が悪いとモチベーションは下がるばかりです。体調不良にもつながりかねず、悪循環となってしまいます。

4.モチベーション研修を行うメリット

モチベーションを高めるには「モチベーション研修」を行うことが有効です。モチベーション研修を実施すると、以下のようなメリットが期待できます。

社員のモチベーションアップにつながる

モチベーション研修は内発的動機の刺激をサポートします。社員のモチベーションアップにつながり、業務効率の向上が期待できます。また内発的動機の高め方や下がってしまったモチベーションの上げ方といった、コントロール方法も学べます。 一人一人のパフォーマンスが向上することで、企業の業績アップが狙えることは言うまでもありません。またモチベーションのコントロールは、社員が企業に対して抱く帰属意識や貢献意欲を意味する「エンゲージメント」の向上、離職率の低下などにもつながり、企業の業績に良い影響を与える可能性が高いでしょう。

管理職のマネジメントスキルがアップする

管理職向けのモチベーション研修では、管理職が自分自身のモチベーションを維持・向上させるだけでなく、部下のモチベーションを高めるための「マネジメントスキル」を身につけることができます。 人間関係など職場の環境を整える方法や、社員の能力や特性を踏まえた業務指示、コミュニケーションの方法など、外発的動機の高め方が研修の主な内容です。

組織の活性化につながる

モチベーション研修によって部下と管理職の双方がモチベーションを維持できる状態になると、社員全体の行動が促進されるため、組織が活性化します。行動量の増加や業務の質の向上から生産性アップが期待でき、全体として高い成果を上げられるようになるでしょう。

5.モチベーション研修の内容

モチベーション研修では、どのような内容を学ぶのでしょうか? 具体的なプログラムの流れを紹介します。

【若手社員向けモチベーション研修】

①自己分析

過去の経験を振り返って「どんなことにやりがいを感じるのか」「どんな時にモチベーションが下がったか」「仕事で大切にしてきたこと」などを洗い出し、自分がどのような状況でモチベーションが上がるのか、また逆に下がるのかを解析します。

②自己分析を仕事と紐づける

自己分析によって明らかになった特徴や傾向を意欲や価値観として明確化し、仕事に紐づけます。 個人の意欲や価値観は仕事だけでなく、生き方そのものにも通じるものです。「自分らしさ」とも言うことができ、それを仕事にどのように生かしていくのか、仕事のどこに意欲や価値観を見出していくのかを明確化します。

③意欲・価値観を目的・目標と紐づける

自己分析によって明らかになった意欲や価値観を、業務上の達成目標あるいは業務の目的に紐づけていきます。業務目標を達成することが、自分の生き方にとってどのような意味があるのかを明確にします。 例えば、目標を達成することで自分や周囲の人にどのような影響があるのか、業務の目的が自分にとってどのような価値を持つのかなど、内発的動機にうまく絡めて目標を達成する原動力にできると効果的です。

④モチベーションのセルフコントロール方法

モチベーションのセルフコントロール方法は、①の自己分析の結果から導き出すことができます。「どんな時にモチベーションが上がったか/下がったか」を踏まえ、モチベーションが下がる環境を避けつつ、モチベーションを維持できる傾向に従って行動することが、モチベーションの維持に効果的でしょう。

【管理職向けモチベーション研修】

メンバーのモチベーションアップに向けた働きかけ 管理職のプログラムでは、メンバーのモチベーションを上げるための働きかけについても学びます。自身の言動について振り返った上で、部下のモチベーションが上がるような声の掛け方や、モチベーションを低下させないために避けるべき言動を学びます。 理論と実践方法を併せて学習することで、現在の自分の言動が適切であるか振り返り、職場全体のモチベーション維持を目指します。

6.まとめ

このようにモチベーション研修は社員個々のモチベーションを高め、組織力を高めることにつながります。将来の業績向上につなげる地盤づくりと考えて良いでしょう。 モチベーション研修をご検討の方は、ぜひ一度、キャムテックへお問い合わせください。

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