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【期間限定!無料公開】新入社員推薦本『愛される社員になる!』~第2章④/他人とのつながりをつくる~

2020.07.15 コラム

弊社グループ代表である神保紀秀の著、「愛される社員になる!-入社2年目で差がつく職場での振る舞い-」。雇用砂漠の長野から全国へと展開し、のべ20万人の雇用を実現した超優良人材会社のノウハウが、新入社員の皆様に「職場で愛される力」をもたらします。上司は部下を、部下は上司を理解できる1冊として、発売から約10年経過するも変わらずにご好評いただいております。今回、特別に順次無料公開してまいります。<第二章:他人とのつながりをつくる>

<第二章:他人とのつながりをつくる>

■他人に頭を下げて当たり前

日本人の多くは「頼む」こと に慣れていないものです。むしろ無言で施し、無言で返してもらうトレードオフが日本的な光景かもしれません。

そこで、「頼む」ことのトレーニングとして「訊ねる」ことを意識してみましょう。
新しい場所に出かけたときには、現地で必ず道をきくのもいい訓練になります。

実は私の会社の派遣スタッフには、当初は「訊ねる」ことすら苦手だった人が多いのです。それはうちの会社に限ったことではなく、若者によくみられる傾向ではないでしょうか。もちろん、積極的な若者も少なくはないでしょうが──。

わからないことをわからないままに勝手にやって怒られて、怒られたことでショックを受けて辞めたという人が多くいます。そこには、コミュニケーションの基本ができていないが故に、職場でうまくいかない、だから辞めてしまうという構造が見えてきます。

たった一言「教えてください」と言えれば、辞めるほどのショックを受けることはなかったはずです。本来、人は教えることの好きな生き物です。「教えてください」と言うことで、相手の時間を奪ったなんて嫌われることはほとんどありません。そして、教えてもらうことで仕事を速く覚えられて、人間関係もうまくいったはずです。

繰り返しになりますが、コミュニケーションとは、「お願いする力」です。「教えてください」といえる力です。

ただの無責任な、ちゃっかり者のお願い上手ではなくて、自分に与えられた責任を達成するために、人にものを頼む力です。

「お願いする力」を持っている若い人はほとんどいませんから、あなたが「教えてください」と言えるようになるだけで、同僚のなかで頭ひとつ抜け出すことができます。なぜならば、上司は常に、きちんとコミュニケーションがとれる人と一緒に仕事をしたいからと考えているからです。

「お願いします」、「教えてください」は口癖になるほど言い慣れるようするべきです。

前頁:第二章③上司や同僚を顧客として見る

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