コミュニケーションの活性化でリモートワークでも働きやすい組織づくり

調査研究を行う技術者が中心の会社ですが、今回の研修は総務・人事・経理・広報などを担当するコーポレート部門のメンバーが参加しました。

社員の要望を聞いて対応することが多い中で、職人肌の人も多いため、少々ぶっきらぼうな対応をされることもあり、ストレスに感じ、悩んでいました。

やはり対面で話すよりもコミュニケーション量が減ってしまい、やり取りが一方通行になることもありました。コミュニケーションの質も下がっていたと思います。

これが原因で、社内の手続きの書類が上手く回らない、聞きたいことがすぐに聞けないなどの問題もあり、いかに解決するかが課題になっていました。
メールだけのやり取りだと無機質になりがちで、どのように思っているかが分かりにくいですよね。

昨年、コーポレート部門の取り組みに対して、社内CS調査を行ったところ、「対応がたらい回しにされていると感じることがある」「依頼がメールで送られてくるだけで、口頭での補足説明がない」などの課題が上がりました。

メンバーの悩みと技術者からの要望のどちらも解決し、コミュニケーションを活性化して、働きやすい組織をつくりたいと思い、研修の実施に至りました。

講師の先生の話が分かりやすく、実体験も含めてお話いただけたので、頭に入ってくる内容でした。研修に対しての満足度も非常に高かったです。

数々のキーワードを授かりましたが、特にABC（A…当たり前のことを　B…バカにしないで　C…ちゃんとやる）が印象に残りました。部署としても当然のことですが、改めて重要性に気が付かされました。
実は、コーポレート部門の取り組みについてプレゼンする機会があったのですが、ABCDとして『D…だけじゃない』をプラスしたプレゼンをして、賞を獲得しました！
非常に良いキーワードをいただいたと思っています。

当たり前のことをやるのは当然ですが、「早く対応してもらった」「+αの対応をしてもらった」ことによって、相手の満足度が上がり、信頼につながると感じました。

日頃から挨拶はするようにしていたのですが、プラスで『三言目言葉を入れる』ことが印象的でした。研修後は「おはようございます」「お疲れ様です」だけでなく、その後にもう一言加えるようにしています。
これまで、挨拶をしても返ってこないことがありましたが、挨拶の重要性を学び、共有認識を持つことができました。

オンライン会議の際にも、これまではほとんど顔出しをしていませんでしたが、顔を出して大きく頷いたり、リアクションをするようにしています。相手の表情が見えると話しやすいですね。

目に見えた成果ではありませんが、同じ時間と内容を共有したことで、一体感が出てきた気がしますし、コミュニケーションの活性化につながったと感じています。みんなが共通認識を持つことができたので、職場でも実践しやすかったです。

どの受講者と話しても「良かった」と言ってますし、広報チームが早速、先生から教わった拍手の仕方（音を大きく、手を速く動かす）を社内に展開していました。自分たちが研修で学んだ内容や、努力していることを他部署にアピールできたことも良かったと思います。