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何か起こってから、ではなく、起こる前の事前対策としてのハラスメント教育を

2020.04.30
  • 部下育成
  • リスク管理
2020年2月26日実施 「ハラスメント研修」

各種ハラスメント(特にパワハラやセクハラ)を正しく認識し、予防のための知識を習得します。また、思い込みや個人の価値観から何気なく口にしていることが、無意識のうちにハラスメントになり得ることを認識していただきます。 

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那須グリコ乳業株式会社 様

企業理念「おいしさと健康」のもと、Glicoスピリット「創る・楽しむ・わくわくさせる」を実践し、商品を通して「みんなに笑顔」をお届けしています。

https://www.glico.com/jp/company/recruit/subsidiary/nasugliconyugyo/

(ご担当者様からの一言)
那須グリコ乳業は、グリコグループの一つの製造子会社です。乳製品と清涼飲料を主に扱っており、おもにBifixヨーグルト、カスピ海ヨーグルト、グリコ乳業、幼児果汁シリーズが主力の製品です。
従業員は150名程度で、ほとんどが地元出身者で構成されています。

実施前の課題
  • 過去に同様の研修を実施したことはあるが、忘れてしまっているような言動が見える。
  • 研修受講経験のある既存役職者と、受講経験のない新任役職者に知識の差がある。
実施後の効果
  • 該当社員全員に共通認識が生まれ、相手へ配慮ある一言を追加できるようになった。

グループ会社で実施される研修とは、別の教育機会を自社で取り組みたい

社員教育は、どのような取り組みをされていらっしゃいますか。

グループ会社の研修が充実していて、新入社員、若手、中堅、役職者別など、階級に応じて、さまざまなカテゴリでやっていますので、そちらを定期的に受講しています。ただ、ある程度受講者が絞られてしまうことから、なるべく多くの社員に受けて欲しかったんですね。それで今回、自社で研修を実施しようと企画しました。

グループが主催する研修もかなり充実していらっしゃいますが、それに加えて 自社でもと。

そうですね。自社でも定期的に実施する仕組みを作りたいと前々から思っていました。

「自社での取り組み」としての研修は、今回が初めてだったのですか。

過去にも不定期でやっていましたが、どうしても、継続できる部分とできていない部分がありました。10年前と比べると、製造するという使命に加え、本社への出張、自社の会議、研修などで、スケジュールを合わせるのが非常に大変なんですよ。変則勤務で、職場によって出勤時間帯も違いますしね。ですから今回も、2か月前から予定に入れてもらい
何とか実施できたという感じです。

それで、2.5時間×2回と限られた時間で、且つ2回に分けて実施されたんですね。 過去には、どのような研修テーマで実施されていたんですか。

ハラスメントや健康、色々やってきています。ただ、繰り返していかないといけないと思うんですよ、こういうものは。ですから今回、過去にやった内容で検討し、加えて若手が役職者となって立場が変わったちょうどよいタイミングであったことから、「ハラスメント」にしました。過去に大きな問題があったという事例は無いが、こういった問題は、何もない時にこそ研修を受けさせて問題が発生しないように、事前にしっかりとできれば良いなということで今回実施しました。

たくさん研修会社がある中で、弊社に決めていただけたのはどうしてでしょうか。

前々から人材も紹介していただいていて、信頼関係ができていたことに加えて、今回研修を実施するにあたり、こちらの希望や課題、実施時間や回数等を柔軟にニーズに合わせてやっていただけることから、お願いするに至りました。

人間は忘れる生き物。復習しながら、思い出しながら、その繰り返しで身につけていく。

研修を受けられて皆様は、どのような反応でしたか。

私も参加しまして、「ハラスメント」って言葉だけが一人歩きするじゃないですか。結局は、大枠しか理解していないんですよ。そのような状態で今回は、中身の具体例に入ってきた時に、間違った考え方だったり、思い込みの存在に皆、気づけたんじゃないかなと思います。そこが、一番大きな収穫だったんじゃないですかね。

印象的だったことはありましたか。

講師の方と、研修前に打ち合わせをして、必ず伝えてほしいことがあるか確認があり、話したことを実際に盛り込んでくれたのは、印象的でしたね。直前の依頼でも、対応してもらえるんだと。

ちなみに、どのようなお願いだったんですか。

「社内メール」に関して、メールって送る側と受け取る側で、解釈が全く違うじゃないですか。その解釈の違いによって、誤解が生じることや、近くにいても“メール送りましたよね”で終わらせることがあって、それって一方的だなと。プラスαの気配りが足りないんじゃないかと、気になっていたんですよね。

伝え方が悪い説明だったり、送った本人は分かっているのかもしれないですけど、受け取った側は理解できないとか、そういったことでトラブルもあって、これだけ普及されているツールなので、誤解の無いような配慮をしましょうね、と伝えたかったんですね。

「ハラスメント研修」全体的には、いかがでしたでしょうか。

基礎的な内容をお願いしたので、これまで聞いたことのある内容ではあったと思うんですね。でも復習という意味で、必要なことが短時間で網羅されていて、とても良かったと思います。

やっぱり人間忘れるんでね。復習しながら、“あー気にしなくしちゃいけないな”と思い出しながら、その繰り返しで身につけていけると思うんでね。

研修後、1ヶ月が経ちましたが※、受講者の方に見られる変化はありましたか。(※インタビュー当時)

細かいところまでは分かりませんが、ふとした言葉の中に“もう少し分かりやすく(メール)文章を追加した方が良いかな”とか、伝えた後“(自分の説明で)理解できましたか”とか、確認する意識を持った様子が何人か見えてきましたね。それで“理解できました”と返ってくると“あのくらいの書き方で良いんだな”とかね。

 

 

グループワークを通して、相手に伝えるスキルの向上を目指す

今後の教育に関して、取り組んでいきたいことはありますか。

色々な取り組みはすでにやっていますけど、やはり定期的に今回のようなグループワークの研修は必要だと思います。自分の考えや意見を人に伝える、また様々な意見をまとめて調整するといった力が少し不足しているので、研修のテーマうんぬんよりもそのような訓練をする場として、グループワークを取り入れた研修は色々探しながら、やっていきたいですね。

研修テーマよりも、訓練の場を。

個人的には、新たなテーマでハードルが高いことをやるよりは普段“分かってはいるんだけど、もう一歩(踏み込んで知りたい)”と感じていることを復習も含めて、ハードルを上げずにやりたいなと思っています。

ぜひ次回は、そちらも提案させてください! 本日は有難うございました!

受講者の感想

  • ハラスメントの種類の多さに驚いた半面、接し方に注意を払わなければいけないと、痛感した。(40代男性)

  • 自分自身、職場、会社でハラスメントを起こしてはならないと強く感じた。(40代男性)

  • 多くのハラスメントがあることを学んだ。相手の感じ方で変わることもあり、一層の注意が必要であると感じた。(50代男性)

  • 単にハラスメントといっても、ディスカッションにより各個人で認識にかなり差があることが分かり、こういう差から相手に対し「大丈夫だろう」と思い発言した事が、ハラスメントにつながるのだと勉強になりました。(40代男性)

CAM営業担当より

研修の場では皆様、熱心に集中して2時間半臨んでいらっしゃいらっしゃいました。職場のハラスメント防止について、積極的に推進しようという姿勢が感じられ、弊社としましては、大変やりがいがありました。
セクハラ、ジェンダーハラスメントに重点を置いた、「ハラスメント防止フォロー研修」が、今後のハラスメント防止に、役立つものと期待しています。

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