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コンプライアンスや労働基準法への意識欠如で、気づかぬうちに働かせ過ぎていた!?

2020.04.15
  • 部下育成
  • リスク管理
2019年12月14日 「コンプライアンス研修」

法令だけでなく、企業の就業規則を遵守することもコンプライアンスと呼ばれています。コンプライアンスの重要性や違反のリスク、さらに遵守すべき法令や企業規則の基本的な知識を身に付けることで、就業トラブルを未然に防ぎます。

この研修について問い合わせる

大島農機株式会社 様

大島農機株式会社は、大正6年に創業し、新潟県上越市の老舗企業として、「農家の皆様の幸せを創る」をモットーに農作業の機械化による省力化を目指し、穀物用乾燥機・籾すり機・自動選別計量機などを自社ブランドで作っています。
2019年4月~当社にとって初の海外工場として、ミャンマーでも乾燥機を生産しています。また近年では小型建設機械の製造などの新しい分野へも果敢に挑戦しております。
ニーズに確かな技術で応え、製品の提供を通して社会に貢献できるよう、日夜努力を重ねております。

https://oshimanoki.com/

実施前の課題
  • 残業代がつくつかないで、上司と部下が言い合いになる事もある(上司が正しい説明をできない)。
  • 管理職者のコンプライアンス知識が乏しく、社員を働かせ過ぎてしまう。
実施後の効果
  • 「この場合はどうなるのか?」といった問い合わせが格段に増えた(管理意識が高まった)

働き方改革推進で露呈された、管理職のコンプライアンスや労働基準法への知識不足

どのような経緯から、研修実施に至ったのでしょうか。

各所で働き方改革が進められている中、弊社の管理職・管理職候補の部下管理におけるコンプライアンスや労働基準法への意識が低く、その理解不足によって課員から不満の声が上がったり、働かせすぎてしまうといったことが複数ございました。
お恥ずかしい話ではありますが、例えば、営業範囲が県境を超える為、1日4時間しか仕事をしていなくても定時とみなす、逆に10時間仕事をしても定時とみなし、“楽な時もあるから相殺でしょ”という認識が横行していました。そこで、労働時間の定義や変形労働時間制の正しい理解等、今後課員を管理していく上で必要な基礎知識を学ばせる研修を実施したいと企画しました。

たくさん研修会社がある中で、弊社に決めていただけたのはどうしてでしょうか。

キャムテック(以下、CAM)さんには、2014年度から毎年継続して、若手~管理職への様々な研修をお願いしており、お願いするのは13回目になります。今回、これまでに依頼したことの無いテーマではありましたが、研修ラインナップも多く持っており、これまでの関係性と実績からも、安心してお願いできることから継続してお願いしました。

実際に研修にご参加いただきましたが、講師の印象はいかがでしたか。

講師の方ご自身の経験や、随所にお話される実例、時に冗談も交えてくださることが、大変聞き易かったことから、終始共感しながら受講することができました。一方的な話や、画一的な話ですとどうしても、自分達とは別の話と壁を作ってしまいがちになりますが、CAMの講師の方々はそういったことが無く、いつも受講者が共感と納得を持って受け入れられる進行をしてくださる点が良いと感じています。

研修で印象に残っていることはありますか。

法律に関する知識テストを基にグループワークを行い、グループメンバー同士で”これは合っている”、”ここは認識が違うのではないか”と積極的な話し合いをする場があり、全員が正しい知識を再確認できるような内容となっていたことが非常に良く、印象に残っています。

活発な意見が出てきたのですね。

そうですね。弊社で起こり得る、具体的な事例を題材にしていただけたので、より身近に感じられたのだと思います。

意識に変化が見られ、働き方改革の推進へ

研修実施後、4ヶ月※が経過しましたが、何か変化は感じられますか。

数名の受講者から、これまでにあった具体的なエピソードからの質問が出たり、この場合はどうなるのか?といった問い合わせが数件入ったことに驚きました。これまではそんなことは無かったので、意識に変化があったことは間違いありません。

これまで無かった行動が目に見えるのは、嬉しい変化ですね!継続されるとより良いのですが。

今回得た知識を活かして、課員に無理な働き方や労働時間に関する間違った意識を持たせないように、指導・管理していってもらえることと思います。働き方改革に伴い、有給休暇取得の義務や残業に関してなど、社員全員で意識をして、取り組んでいきたいです。

他にも、受講者の皆様と直接お話しされたことはありますか。

「働き方改革や法律の部分は総務に任せておけば良いと思っていたが、一拠点の頭として部下の管理をしていく必要性を改めて感じることができた内容だった」という声や、「今後入社してくる社員は自分と歳の離れた子たちで、自分の仕事に対する意識との違いから嫌な思いをさせていないか、仕事に行き詰っていないか等、日々の声掛けや配慮が大切だと実感した」というように、他人事ではなく、自分事としてきちんと受け止められているようで、良かったです。

購買業務に関する実務研修を通して、社員のスキルアップを期待

今後の教育に関して、取り組んでいきたいことはありますか。

今回と全く違った内容ですが、購買業務にあたっている社員たちの研修を検討しています。これまで取り組めておらず「現場で習え」だった為、購買に関する基礎の部分から実務的なところまで、自分たちが日々取り組んでいる業務内容の再確認や今後のステップアップに繋げてもらえることを期待しています。

今まで貴社に提案したことの無い、新しいテーマですね。ぜひまた提案の機会をいただきたいです!本日はありがとうございました。

受講者の感想

  • 法令について、変更点などが分かった。

  • 働き方改革に関する内容ももちろんですが、ハラスメントに関する話も関心を持ちました。今後入社してくる社員は自分とどんどん歳の離れた子たちです。自分の仕事に対する意識との違いから嫌な思いをさせていないか、仕事に行き詰っていないか等、日々の声掛けや配慮が大切だと実感しました。

  • よく理解していないことが分かった。事例もあって、知ることが出来た。

  • 法令の問題20問で、具体的に理解できました。

CAM営業担当より

テーマとして一般的には講義になりがちな内容ですが、講師は双方向コミュニケーションを心掛けて研修を進めました結果、受講者様全員積極的に参加していただくことができました。
労基法をはじめ労働関係法令についての認識が低いと、これから働き方改革法令が進む中で、労務管理トラブルが発生しかねません。今回の研修を基礎として、就業規則や労使協定の労基署への届け出の仕組みを社内で変える等、労務コンプライアンス意識を高めることをお勧めします。
また、研修後半ではパワハラや部下指導について触れまして、皆様の関心は高いようでしたので、今後ハラスメント研修や部下指導研修の実施をお勧めします。

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