管理者と若手の捉え方には、ギャップがあった?継続的な教育機会でハラスメントが起きない組織を
- リスク管理
- 2019年1月18日実施 「ハラスメント研修」
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各種ハラスメント(特にセクハラ、マタハラやパワハラ等)を正しく認識し、予防のための知識を習得します。また、思い込みや個人の価値観から何気なく口にしていることが、無意識のうちにハラスメントになり得ることを認識していただきます。 詳しく見る >>
- ヤマト包装技術研究所株式会社 様
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ヤマトグループの物流サービスを「包む」をキーワードに、その包装技術によって支えてきました。包装分野のリーディングカンパニーとして、お客様の満足のために物流改革をサポートいたします。
- 実施前の課題
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- 管理職層40代と若手社員層20-代の認識にギャップがある
- 〝ハラスメント知識は十分にあるし、自分には関係ない”と自分事としての認識が無い
- 社内講師だと、教える側も受ける側も注意を促す、注意を受けるという雰囲気に留まってしまい、お互いが納得できるような研修にならない。
- 実施後の効果
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- 怒りを抑える・分析する事を、研修後も自発的にやっている
- 「相手がどう感じるか」を意識して、言葉の選び方、伝えるタイミング等、変化が見られるようになった
汎用的な内容でなく、前年を踏まえた研修を実施できる点が決め手
- これまでどのような「ハラスメント」教育を実施されていたのでしょうか。
社員への「ハラスメント」に対する意識を強化する中で、管理職層40-50代と若手社員層20-30代前半の認識にギャップがあることが見えてきました。そこで管理者側の理解を深めるために、2016年度に社内講師による「ハラスメント研修(1.5時間)」を実施いたしました。
- 対象者の反応はいかがでしたでか。
当初、厚労省から発信されている事例ビデオや、ディスカッション・ロープレ等を取り入れて行ったものの、対象者の反応は、〝ハラスメント知識は十分にあるし、自分には関係ない”と自分事としての認識には至りませんでした。また、社内講師であったことから、教える側も受ける側も注意を促す、注意を受けるという雰囲気に留まってしまい、お互いが納得できるような研修にはなりませんでした。
- 弊社に依頼をいただいた経緯も、その辺りにあるのでしょうか。
そこで2017年度は外部講師による研修を実施することにし、汎用的な内容でなく、前年を踏まえた研修を実施して頂ける点が決め手となり、CAM様へお願いする事にいたしました。
そして、「良好な社内の関係性を築き、ハラスメント問題が発生しない組織」を作る取り組みの一環として、4時間の研修を行い、その際納得性が高く受講者の気づきも多くあったことから、2018年度も継続してお願いしました。
自分事として捉えられない受講者達も〝身に覚えがあるな”ということの連続に
- 実際に研修にも参加され、内容はいかがでしたか?
事前課題を通して、受講者の状態把握をすることはもちろん、その中に書かれていた実例を、ケーススタディとして反映してくれたことで、より実際の現場における行動への意識づけが出来るよう研修を構築して頂けました。
その結果、普段自分事として捉えられない受講者達も〝身に覚えがあるな”ということの連続で、徐々に捉えられるようになっていったように感じます。
- 研修後、受講者様の反応はいかがでしたか?
「アンガーマネジメント」の内容は初めて耳にする者も多かったようで、怒りを抑える・分析する事を研修後も自発的にやっているという声を聞くようになりました。
同時に「相手がどう感じるか」ということを意識して、指導の際の言葉の選び方、伝えるタイミング等、以前と比べて随分変化が見られるように感じます。
今後の展開について
- 今後も継続されるご予定ですか?
今後も研修や教育機会を継続的に実施することで、ハラスメントを起こさない組織作りに取り組んで参ります。
- また継続して導入いただけるよう提案してまいります!本日はありがとうございました。
受講者の感想
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相手を理解する事の重要性に気付きました。
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怒る必要性について改めて考えるいい機会となりました。
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日頃の自分を振り返るきっかけとなり、気付きの多い場となりました。
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非常に分かりやすく、身近な内容でしたので理解度が深まりました。
CAM営業担当より
研修ご担当者様の研修に対する熱意と強力なご協力がございまして、より実のある研修が実施できたと感じております。
過去、同受講者様達に対して社内で実施された研修資料のご提供や、課題に感じていらっしゃる具体的な出来事をいくつも教えてくださったことで、実際の現場に近い事例を設定することができました。また、受講者の方々の状態把握にもつながり、講師もよく理解した上で安心して研修を進行することができました。それらのご協力があって、実際の現場での行動変容の契機となる研修内容構築につながったものと考えております。
2019年度は、一般社員の方々への研修もご確定いただいており、建設的なコミュニケーションを図っていかれる組織風土醸成に、引き続きお力になりたいと考えております。