3年目からのプレゼンテーションで“相手に伝わる”基礎を構築~大手運輸業会社様~
2015年10月中旬、大阪府で「ロジカルプレゼンテーション研修」を実施し、社内プレゼンテーション大会を控えた入社3年目の社員様25名に受講いただきました。
研修の目的と当日の様子
こちらの企業様では、毎年11月頃にグループ会社も含めた入社3年目社員様を対象に、役員向けにプレゼン大会を実施しています。今回は社内プレゼン大会に向けて、「ロジカルに物事を考え、相手に伝わる話し方、伝わる資料を作成する」方法の習得を目的に、研修を開催しました。
ポイントとしては、直前の確認で「基本の習得」がクライアント期待値としてあったので、「シナリオ」と「デリバリー」の2点を中心に実践、振り返りを行いました。
シナリオに関しては、受講者が体得的に持っている理解度は高く感じました。特にロジックツリーに関しては、自然にMECE(※)の感覚を持って描き出されていることが珍しく、驚きました。(※3Cの観点より構造化)
また、内容がいかに分かりやすく整理されたとしても、話し手が魅力的に伝えられなければ相手に提案の良さは伝わりません。
そこで、ポイントを強調することやハンドアクション、数値データを使う等のデリバリースキル(=相手に魅力的に伝わる手法)をレクチャーしました。 受講者は、ひとつひとつの手法を熱心に取り入れようとしていました。
そして本番を踏まえ、聴衆(本部長様等)を想定した自己紹介、言葉の選び方、ロジックの組み方など、講師からの具体的なフィードバックを多く取り入れ、そのまま本番に活かせるものにしました。
受講者の声
•机上の話ではなく、実践ベースでの講義だったため、自分のプレゼンの「この部分」で活かそうと具体的に考えられた点が良かったです。
•プレゼンに対して苦手意識があったが、今回の研修にて様々なテクニックや知識を得る事ができ、プレゼンに対しての意識が変わった。
•今後部下(後輩)が増えていく中で、「伝え方」に気を配っていきたいと思いました。
講師より
今回の受講者の皆様は、明るさ、コミュニケーション能力ともに、非常に高い水準でした。 表出レベルにばらつきがあるものの、内に秘めた明るさ、快活さは他の会社と比較しても高く、現場を持つ方々特有の長所と捉えています。このコミュニケーションが仕事を進める上で鍵となりますので、今後も現場経験において維持していただきたいと思います。
一方、問題解決の基本構造である「現状」「あるべき姿」「問題」「原因(要因)」「課題」「解決策」はどれが抜けても成果発表においては相手の理解や納得、ひいては共感を得る事は難しいため、今後も現場でのご指導、ならびに「ロジカルシンキング研修」でフォローしていくことが望ましいと感じます。
【講師:広居 朋也】
研修内容
- オリエンテーション
- プレゼンテーションの必要性(考え方)
- 情報の整理・ロジカルシンキング・シナリオ構築
- デリバリースキル
- プレゼンテーション実践
導入事例
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