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2026年新入社員の研修効果を上げる!
研修を面白くするアイデア4選

2025.10.09 コラム

 

2026年度卒業の新入社員を迎えるにあたり、研修の質と効果を一層高める必要があります。

なぜなら昨今の新入社員研修では、自己成長や人間関係の構築を重視し、業務への意欲やモチベーションの向上が求められているからです。そのためには、研修内容に工夫を凝らすことが必要です。

そこで、今回は「新入社員研修を面白く効果的にするアイデア」を紹介します。

目次

新入社員研修を面白くすることによる効果

新入社員研修は、ビジネスマナーやビジネススキルを身につけるための大事なプログラムです。しかし、研修内容が座学中心だと退屈に感じ、集中力が低下してしまいます。
また、知識の習得ができたとしても、業務への繋がりが希薄になってしまう可能性もあります。研修内容に工夫を盛り込むことで、「主体的な参加や、研修に対する集中力を高めること」が期待できます。

他にも研修を面白くすることで様々な効果が期待できるので、ここで紹介します。

モチベーションの向上に期待ができる

新入社員研修では、教える内容が多いため詰め込み型の座学中心になる傾向があります。しかし、座学のみだと「つまらない」という印象を持ち、仕事へのモチベーションを低下させるかもしれません。

新入社員研修に面白い内容を取り入れることで、仕事や職場に対するポジティブな印象を生むことができます。ポジティブな印象が生まれると、新入社員のモチベーションが向上します。その結果として、一人ひとりの成長を促すきっかけになり、いち早い戦力化が期待できます。

社内でのコミュニケーションが活発になる

新入社員研修の内容を面白くすることで、新入社員同士や上司とのコミュニケーションを取りやすくすることができます。新入社員は不安や悩みを抱えていることも多く、その一つが人間関係です。

研修中に交流を深めることで、同僚の人柄を知ることができ、信頼や安心感に繋がります。結果として、良好な人間関係が構築でき、研修後もコミュニケーションの活性化が期待できます。

学習効果が高まる

研修の中で「面白い」「楽しい」と感じることで、学習内容が記憶に残りやすくなります。

また、学んだことを実践できるようにするには、実務がイメージしやすくなるよう主体的な学びを取り入れるとより効果的です。グループワークやゲームを取り入れる際には、どのような学習効果を高めたいのか検討しましょう。そうすることで、より求める学習効果が高まります。

面白い研修にするためには

新入社員研修を面白いと思ってもらうには、「自分にとって、役立つ気づきや発見の多い研修」にする必要があります。単にエンターテイメント的な面白さを求めては、研修の効果を高めることには繋がりません。「面白さ」が本人の発見を促し、主体性や学習意欲を高めているか確認しましょう。

「役立つ気づきや発見の多い研修」にするための工夫は、以下のようなものが挙げられます。

  • 挙手性を一部取り入れるなど、参加者の主体性を引き出す内容にする
  • チームビルディングを行う
  • ゲームの要素がある

面白い研修にするためのアイデア4選

今回は、研修内に取り入れることができ、気づきや発見を促すゲームを紹介します。

仮定シチュエーションロールプレイング

「もし無人島に行ったら・・・」という非現実的なシチュエーションから、「もし取引先でこんなことがあったら・・・」など、仮定シチュエーションを設定します。
そのうえでチーム討論をし、実際にロールプレイを行います。代表チームに、実演で発表してもらっても良いかもしれません。実践的な対応力がつき、コミュニケーションスキルの向上が期待できます。

ペーパータワー

20〜30枚の紙を用いてチームでタワーを作成し、高さを競い合います。このゲームでは、制限時間内にできるだけ高いタワーを作るため、戦略を考え、役割分担をすることがポイントです。
また必要なものはA4用紙だけなので、取り入れやすいゲームです。メンバー同士が協力しながら取り組むことで、チームワークの向上が期待できます。

コンセンサスゲーム

与えられた課題について、チームで協力しながら答えを見つけていくゲームです。
まず個人で課題について考えます。その後グループで話し合いを行い、全員が納得するまで議論を重ねていくのが特徴です。自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることができ、論理的思考や情報整理力の向上が期待できます。

実施されることが多い課題について紹介します。

<NASAゲーム>

母船から300km離れた位置に不時着してしまった宇宙船の宇宙飛行士という設定です。母船に戻るために、手元にある15アイテムに優先順位をつけます。

<船長の決断>

突然、他の船と衝突しそうになった、旅客船の船長という設定です。衝突から避けられない状況下で、船長として直ちに適切な処理をするために、10個の項目から優先して何をすべきか順位をつけます。

条件プレゼン

1チーム4~5人に分け、グループごとに設定した3つのキーワードを渡します。チーム内で話し合い、3つのキーワードを盛り込んだストーリーを作り、プレゼンテーションを行います。
面白いと思ったチームに参加者たちが投票し、最も多くの票を集めたチームが優勝です。聞き手が興味を持つ伝え方や、ストーリーを膨らませる表現力が求められるので、コミュニケーション能力の向上が期待できます。

面白い研修を計画する時の注意点

研修の効果と満足度は必ずしも同じとは限りません。あくまでも、社会人としての基礎を身に付けることや、社内でいち早く活躍してもらうための基礎固めを前提に考え、参加者の満足度向上だけを追い求めないことが重要です。

ここでは面白い研修を取り入れる時の注意点を紹介します。

面白さを求めすぎない

面白さは研修効果を高める手段にすぎません。
新入社員研修を計画する時には、まずは研修内容がどのような課題を解決し、どのような目標を達成するためなのかを明確にしましょう。その点を考慮したうえで、面白いコンテンツを適切に取り入れ、習熟度を高めることが大切です。

知識のインプットを行ったうえで実施する

伝えるべき内容を押さえたうえで、より習得度を上げるためにはどうすればよいか考えましょう。優先すべきことは知識のインプットです。しかし、限られた研修時間の中でインプットを優先すると、グループワークやロールプレイングができないことも大いにあるでしょう。

その際は、インプットにeラーニングを利用することもおすすめです。
研修前に各自がeラーニングで学習を進め、その後に研修でグループワークを実施することで、効率良く実施することができます。また、研修後にも同じ内容を見返すことができるので、復習のしやすさにも繋がるでしょう。

研修後のフォローアップを欠かさない

新入社員研修を「面白かった」だけで終わらせないためには、研修後のフォローアップが重要です。インプットした知識を実践し、身に付けさせる仕組みをつくりましょう。

また、数か月後にフォローアップ研修を実施するのも効果的です。新入社員研修を受けっぱなしで終わらせず、次の課題を設定することで継続的な実践が期待できます。

 

まとめ

今回は、新入社員研修を面白くするアイデアを紹介しました。

新入社員を育成する最初の機会である「新入社員研修」は、非常に重要な場面になります。楽しく主体的に参加できる研修は、モチベーションが上がりやすく、知識の定着率も上がり、コミュニケーションの活性化も期待できるので、職場の生産性も向上します。

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