新入社員の成長を促す「フォロー研修」は研修会社にお任せ!-社員教育のCAM
新入社員の入社から4ヶ月が経ち、フォロー研修を検討している企業様も多いでしょう。実施時期は企業により異なりますが、入社から半年後に実施するケースが最も多いようです。フォロー研修は、業務に慣れてきた新入社員のスキルアップや成長につながり、課題解決のヒントにもなるため、新入社員を育成する上で欠かせない研修のひとつです。
そこで今回は、「新入社員のフォロー研修を効果的に実施する方法」について紹介します。
フォロー研修の効果を高める「目的設定」
フォロー研修の効果を高めるたには、まず受講者と会社両方の立場から目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで、達成するためには「どのようなカリキュラムが必要か、どんなワークを取り入れればいいか」わかりやすくなります。
受講者の目的
新入社員の立場から考えると、フォロー研修には大きく3つの目的があります。
・悩みの解消
業務に携わる時間が増え、ある程度仕事に慣れると、新入社員に新たな悩みや課題が出てくることが予想されます。フォローアップ研修の実施は、このような悩みの解消につながります。
・課題の認識
仕事に慣れてくると、これからどのようなスキルを伸ばすべきか、自分自身の課題が見えてきます。しかし、新入社員の中には課題が明確にできず、自分に足りないものや、伸ばすべきスキルが自覚できていないことも珍しくありません。フォロー研修を行うことで、新入社員に自分自身が抱える課題を自覚させることができます。
・情報の共有
研修では、同期の社員と成功体験・失敗経験、仕事で得た知識、悩みや課題などを共有することができます。経験や情報を共有することで、リアルな学びが得られる他、新入社員同士のつながりやモチベーションが強まることも期待できます。
新入社員のモチベーションを向上させるフォロー研修については、こちらの記事でも紹介しています。
会社側の目的
会社側の立場から考えると、フォロー研修には大きく3つの目的があります。
・悩みや課題の把握
フォロー研修を行うことで、新入社員が抱える悩みや課題が把握できます。悩みの解決に向けた対策や、課題解決に導くことができれば、社員の成長を促し、仕事に対するモチベーションを上げることができるでしょう。
・新入社員のレベルアップ
新入社員も入社後1年経てば、次の新入社員を迎え、先輩社員として活躍することが求められます。そのためにも、フォロー研修を通じてレベルアップをはかり、後輩のロールモデルとして相応しい人材に育てる必要があります。
・社員間の結束強化
新入社員がそれぞれの部署に配属されたことで、顔を合わせる機会が持ちにくい企業もあるかもしれません。フォロー研修ではグループワークなど、学びを共有する場面を取り入れることができます。再び顔を合わせて、一つのことに取り組む場を設けることで、結束が強くなることが期待できます。
新入社員の成長を促すフォロー研修については、こちらの記事でもご紹介しています。
フォロー研修の成果を左右する「準備」
研修の目的を明確にしたら、準備に取りかかりますが、準備もフォロー研修の成果を左右する重要な要素です。研修の準備として必須なのはヒアリングです。新入社員はもちろん、上司にもヒアリングを行い、新入社員が抱えている問題と課題を洗い出しましょう。その上で、実施目的も踏まえて「どのような学びが新入社員に必要か」を考えて、カリキュラムを構築します。
カリキュラムを構築する際には「研修後、参加者はどのような状態になっているか」「問題や課題は解決できているか」「仕事に対するモチベーションは上がってるか」など、具体的にイメージすると考えやすいでしょう。
リソースが割けない場合は「外部委託」も選択肢のひとつ
研修には、社内で行う「内製」と研修会社に委託する「外部委託」の2つがあります。
新入社員研修やフォローアップ研修は、内製化するケースも多いかもしれませんが、上記のようにヒアリングを行いカリキュラムを構築するのには、手間や時間がかかります。企業によっては、社内リソースを割く余裕が十分にないこともあるでしょう。そのような場合は、研修会社に委託することも選択肢の一つですで。
研修を外部委託する際の「メリット・デメリット」や選び方については、こちらの記事でご紹介しています。
フォロー研修で取り入れたい3つの手法
研修での学びをより深くするためには、座学以外の方法も取り入れることが有効です。フォロー研修で取り入れたい手法を3つ紹介します。
プレゼンテーション
参加者一人ひとりに、学びや課題をプレゼンテーションしてもらう方法です。プレゼンテーション資料を作成することで自分の考えがまとまる他、プレゼンテーションを行うことは「伝える」練習にもなります。
特に営業系の部署の場合、プレゼンテーションのスキルは重要ですので、スキル習得・ブラッシュアップの一環として取り入れると良いでしょう。
ケーススタディ
ケーススタディは、事例を基に考えディスカッションを行い、意見をまとめる方法です。事例について考えるだけでなく、ディスカッションや意見の取りまとめを行うことで、仕事に直結するスキルを実践的に身につけることができます。
ケーススタディを行うことで、参加者の個性(リーダーシップを取るタイプ/アイデアを出すタイプ/細かなチェックや修正を加えるのが得意なタイプなど)も明らかになります。一人ひとりの個性を再認識し、今後どのような方向でスキルやキャリアを伸ばすと良いか、知るきっかけにもなります。
ロールプレイング
コミュニケーションに関するフォローアップ研修を行う場合、ロールプレイングはぜひ取り入れたい方法です。特に接客業や営業職には欠かせないでしょう。ロールプレイングの内容に対してフィードバックを行うことで、参加者の知識やスキルのレベルアップができます。
研修後の「フォロー」も忘れずに
研修の効果を上げるには、研修後のフォローも重要です。まずはフォロー研修の際に、研修の感想、研修を通して得た気づきや今後の課題、目標を文章化してもらい、定期的に課題が解決・達成できているかをチェックすると良いでしょう。万が一、解決・達成できていなようであれば、その理由や解決方法についてフォローを行います。
また、研修を実施しただけでは、新入社員の成長は中々見込めません。大切なことは、研修で得た「学び」を日々の行動に落とし込み、考え方や行動を変えていくことです。そのためには、研修後のフォローは欠かせません。
研修会社の中には研修後のフォローを行い、行動定着をサポートしている会社もありますが、弊社キャムテックでも、研修実施前から実施後まで一貫したフォローを行っています。より効果的なフォロー研修を行いたい場合は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
入社から一定期間経過すると、新入社員は新たな悩みや課題を抱えるようになります。フォロー研修を実施することで、新入社員が抱える問題を解決し、成長を促しましょう。
フォロー研修の実施に向けては、事前に実施目的を明確にして、参加者や上司にヒアリングを行った上で「どのような問題を解決するために、どのようなカリキュラムで実施するのか」を考えると効果的です。実施後はフォローも行い、学びが日々の行動に定着するようサポートしましょう。
研修の準備・実施・フォローの全てを自社で行うには、ある程度のリソースが必要です。自社での対応が難しい場合には、研修会社に外部委託することも含めて検討しましょう。
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