内定者研修にもeラーニングを!おすすめの内定者研修と実施スケジュールをご紹介

内定者期間は、学業と入社準備を両立する必要がある忙しい時期です。そのため企業側は、入社までの内定者期間にフォローを実施し、入社準備を促す必要があります。
内定者フォローと一口に言っても、不安解消やモチベーション向上のための懇親会や定期連絡から、社会人の基盤を整えるための内定者研修などさまざまです。
今回は内定者フォローの中でも、内定者研修などの「学びの場」の提供にフォーカスを当てて、おすすめの研修内容や、eラーニングと組み合わせた内定者研修の実施方法について紹介します。
目次
内定者フォローの効果
まずは内定者フォローを行うとどのような効果があるのか確認しましょう。
効果は大きく分けて2つあります。
入社前の不安解消とモチベーションの向上
内定者は、会社の雰囲気に馴染めるかといった人間関係の不安から、仕事についていけるかなどのスキルの不安まで、さまざまな不安を抱えています。
懇親会の開催、先輩社員からの定期的な連絡、研修の実施などをすることで、不安を軽減することができます。また、十分に入社準備をしておくことで自信となり、入社へのモチベーションが向上するでしょう。
社会人として必要な知識やスキルの習得
内定者期間で入社後に必要な知識やスキルをつけることで、4月から良いスタートを切ることができます。また、ビジネスマナーやOAスキルのような業務的なスキルだけでなく、社会人としての考え方を学ぶことで、学生から社会人への気持ちの切り替えのきっかけとなります。
このような内容は新入社員研修で実施する企業も多いですが、内定者期間に学んでおくことで、入社後に即戦力となることができるでしょう。
内定者期間に「学びの場」を提供するメリット
不安の解消や入社準備をするための手段の一つに、「学びの場」の提供が挙げられます。「学びの場」と一口にいっても提供方法は企業ごとにさまざまで、下記が代表例です。
・対面で実施する集合研修
・WEB会議システムで行う集合研修
・eラーニングを活用した学習
・会社の資料や、教材を活用した学習
・書籍を活用した学習
「学びの場」を提供することで、入社後に必要な知識やスキルを習得し、入社に向けた第一歩を踏み出すことができます。また会社理解の内容も併せて学習することで、入社後に「思っていた会社と違う」などの理由から発生する早期離職の防止にも期待ができるでしょう。
社会人になると学生時代とは違い、必要な知識やスキルを自分から学ぶ姿勢が重要です。
社会人になっても学び続ける必要性を理解するという意味でも、「学びの場」の提供は効果的です。
内定者研修におすすめの内容
内定者の「学びの場」として多くの企業が実施しているのが、対面またはWEB会議システムでの集合研修です。内定者研修でおすすめの内容を5つ紹介します。
会社説明やレクリエーション
会社への理解を深めることは、内定者のモチベーション向上や、入社後ギャップの軽減に効果があります。また、内定者同士のレクリエーションをプログラムに組み込むことで、緊張を緩和させ、仲間意識を醸成することができます。内定者同士のつながりをつくることは、内定辞退の防止にも期待ができます。

ビジネスマナー
内定者期間に、入社後まず必要となるビジネスマナーを学んでおくことで、入社後に周囲から求められる振る舞いをすぐに実践できるようになります。その結果、いちはやく信頼される社員となり、本人の自信につながるでしょう。あいさつや言葉遣い、身だしなみはもちろんですが、敬語の使い方、電話の取り方、名刺交換などを習得しておくことでスムーズに業務に取り掛かることができます。
社会人になるためのマインドセット
内定者の多くは、社会人としての常識や心構えを十分に理解していません。そのため、社会人としてのマインドセットをする必要があります。社会人として必要な心構えには、責任の考え方、組織全体に及ぼす影響意識、そしてキャリア形成に対する考え方などが挙げられます。
ただし、「社会人の心構え」について講義を聞くだけでは、内定者が自分ごととして捉えるのは難しいかもしれません。グループディスカッションを取り入れ、意見を交わしながらマインドセットをするのが効果的です。
OAスキル
OAスキルは、業務効率を大きく左右する重要な要素です。そのため、入社前の段階で基本操作スキルを習得することが望ましいです。データ整理に欠かせないExcelや、プレゼンテーションで活用するPowerPointは、社会人にとって基礎中の基礎といえるスキルです。内定者期間に基本操作を身につけておくことで、入社後に任せられる業務の幅が広がり、早い段階から戦力として活躍できる可能性も高まります。
コンプライアンス
法令や社内ルールを正しく理解し、遵守する「コンプライアンス意識」も社会人になる上で欠かせないでしょう。たとえ悪意がなくても、SNSでの不適切な投稿や社外秘情報の取り扱いミスなど、些細な行動が企業の信用を失うリスクにつながります。
内定者研修では、具体的な事例をもとに「どのような行動が問題になるのか」「判断に迷ったときにどう行動するべきか」を考える内容が効果的です。社会人としての自覚を促し、自らルールを守る姿勢を育てていきましょう。
eラーニングと集合研修を組み合わせた「学びの場」
ここまで、内定者期間に「学びの場」を提供するメリットと、内定者研修としておすすめの内容を紹介しました。
前節でも紹介したとおり、内定者研修で最も多いのは集合研修です。集合研修は、内定者同士でグループワークやディスカッションをしやすいことに加え、対面で実施すると、研修前後や休憩時間でコミュニケーションが取れ、交流を深めやすいメリットがあります。
ただし、習得してほしい内容すべてを集合研修で実施するのは、研修担当者の時間やコスト、内定者の負担を考慮すると、厳しいと考える企業がほとんどでしょう。
その際には、eラーニングと集合研修を組み合わせることが効果的です。
eラーニングでは、内定者は時間や場所にとらわれず学習を進めることが可能です。自分のペースで進め、動画を見返すことができるため、スキルやマインドなど、知識習得が目的なものはeラーニングが適しています。内定者・研修担当者ともに負担を減らして実施でき、会場費や交通費などのコストも抑えられます。
それぞれの特徴を踏まえ、下のフロー図のように集合研修とeラーニングを組み合わせて行うとより効果的です。

eラーニングを取り入れるときは、内定式のような場でまず顔合わせと説明を行い、内定者が安心感を持てるようにしましょう。スキルやマインドの学習は個人ごとにeラーニングで実施、そして学習内容を踏まえた実践の場として集合研修を実施すると効果的です。事前に知識を入れた状態で集合研修を実施すると、グループワークやディスカッションに時間を十分あてられるため、効率良く研修を進行できます。
また、eラーニングによっては、テストやレポート作成機能があるため、入社前に習得状況の確認として実施するとよいでしょう。
まとめ

内定者フォローは、内定者の不安解消や、入社準備を促すための取り組みです。その中でも集合研修、eラーニングといった「学びの場」を設けることは、内定者が4月から良いスタートをきれるようにする効果が期待できます。
キャムテックでは、集合研修からeラーニングまで、貴社の状況やご要望に合わせたプランを提案いたします。内定者研修をご検討中の方は、ぜひ一度、キャムテックへお問い合わせください。
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