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社員のモチベーション低下の4つの要因と防止方法を紹介!

2025.11.27 コラム

社員のモチベーションは、組織を活性化させる重要な要素です。モチベーションの低下は、社員の離職の可能性を高めるため、どの企業でも課題の一つにあげられるでしょう。
今回は、モチベーション低下の要因と、モチベーション低下を防ぐ方法について紹介します。

 

目次

 

モチベーション低下はなぜ発生するのか

まずは、モチベーション低下の主な要因について確認しましょう。

業務内容

業務内容が社員の希望と異なる場合や、個人の能力・スキルに適していない場合、モチベーションが低下しやすくなります。例えば、自身のキャパシティよりも多くの仕事を任されると、次第に心の余裕がなくなっていきます。反対に業務量が少なすぎたり、単純な作業ばかり任せられたりすると、自身の価値や能力が発揮できないと不満感を感じます。
これらの要因は、仕事への意欲やモチベーションの低下へと繋がります。

人事制度

努力が評価に反映されていないと感じる場合や、業務量に対して報酬に不公平感がある場合、「自身の努力が正当に評価されない組織だ」「社員のことを考えていない組織だ」という思いから、モチベーションが低下します。また、評価基準が明確でないと、社員は適切に評価されているのか不安になり、前向きに仕事に取り組むモチベーションが低下しやすくなるでしょう。

キャリア

仕事を通して身につくスキルやキャリアパスの道筋が見えないと、不安感を抱きやすくなり、モチベーションの低下に繋がります。加えて、会社が目指している先が見えないと会社への期待や目的意識が低下します。社員の長期的な就業意欲を向上させるためには、中長期的なキャリアビジョンや企業の目指す姿を提示する必要があるでしょう。

社内コミュニケーション

上司や同僚などの人間関係のストレスは、集中力の低下や、不安感を引き起こします。結果、「職場に行きたくない」という思いから、モチベーションが低下します。
特に上司との関係性は心理的安全性に大きく影響します。上司の高圧的な態度や過度な干渉、コミュニケーション不足は、部下の心理的安全性を低下させ、最終的にモチベーションの低下に繋がります。

モチベーション低下の主な要因4つについて、解説していきます。

モチベーション低下を防ぐ方法①-業務内容-

裁量権を委譲する

業務に関する判断や意思決定の一部を任せる「裁量権の委譲」はモチベーション向上に効果的です。これは上司が部下に一定の権限を与えることで、やらされている感覚を減らし、自主性や責任感を向上させます。自分の判断で仕事を進める経験は、自己肯定感や達成感を高め、成長への意欲を引き出すことができます。
ただし、裁量権の委譲は「丸投げ」とは異なるので、上司は最終的な責任を持ちつつ、進捗状況の確認や、必要に応じてサポートを行いましょう。

配置転換を実施する

自身の強みを活かせる業務に配属されると、組織貢献の実感や責任感の向上から、モチベーションが向上します。また定期的な配置転換は、部署やチームに新しい視点を取り入れるきっかけとなるため、組織全体の活性化にも効果的です。
適切な配置転換をするためには、社員の業務内容やキャリアプランについて、確認する場を設けるようにしましょう。本人のスキルや経験、キャリア志向、希望を把握したうえで、検討を進める必要があります。

モチベーション低下を防ぐ方法②-人事制度-

人事評価の項目を明確にする

人事評価が明確だと、「自身の仕事に対する評価が適切に行われている」と感じることができ、モチベーションが向上します。
評価項目は、「プロジェクトの管理」「顧客とのコミュニケーション」など、明らかにして開示しましょう。
評価項目がはっきりしていることで目指すべき目標に向かいやすくなり、意欲的に取り組むことができます。

福利厚生で社員のライフスタイルを支援する

プライベートを充実させる福利厚生があると休日にリフレッシュすることができ、仕事へのモチベーション向上にも効果があるでしょう。有給休暇以外の休暇や、リモートワークやフレックス制度などの柔軟な働き方ができるようにすることも効果的です。
加えてeラーニングなどの学習環境を整え、スキル習得のサポートをすることも社員の意欲や定着率向上に効果があります。

モチベーション低下を防ぐ方法➂-キャリア支援-

組織の目標と個人の目標をリンクさせる

組織の将来性に対して、社員が安心感を持てるようにするため、明確に組織の目標やビジョンを共有しましょう。その上で、組織の目標と個人の目標をリンクさせるとモチベーション向上に効果的です。
自身の仕事が組織にどのように繋がっているかを理解することで、組織への貢献意識を高めることができるでしょう。

キャリアデザイン研修を実施する

キャリアデザイン研修では、個人的なキャリアビジョンを明確にするだけでなく、「身につけたスキルを自社にどう活かし、キャリアアップしていくか」を考える内容がおすすめです。また、グループワークも取り入れることで、他の人の意見を参考にすることが可能です。
キャリアへの不安を払拭することでモチベーションの向上に繋がります。

 

モチベーション低下を防ぐ方法④-社内コミュニケーション-

社内コミュニケーションを活性化させる仕掛けをつくる

モチベーション維持には、心理的安全性の確保が必要不可欠です。気軽に話せる場として、社内イベントやランチミーティング、部活動など、コミュニケーションを活性化させる仕組みをつくりましょう。
また仕組みをつくる際は、上司や部下だけでなく、他部署の社員と交流できるようにするのがおすすめです。目的を明確にして、自発的に参加したくなるような工夫を取り入れましょう。

1on1面談を実施する

1on1面談とは上司と部下が定期的に1対1で行う面談です。面談の中で、職場環境についてのヒアリングを行ったり、キャリアプランについての目標を設定したりすることで、「自分の事を見てくれている」と安心感を与え、不安や不満を軽減、結果モチベーション向上が期待できます。
モチベーション向上のほかにも、部下の成長促進や信頼関係構築にも効果的です。

 

管理職や上司向けの研修を実施する

相談しやすく、頼りやすい上司がいることは、部下にとって大きな安心感に繋がります。心理的安全性を確保し、モチベーション低下を防ぐために、管理職や上司向けの研修実施が効果的です。
研修には、部下と関わるうえでの心構え、マネジメントスキル、ハラスメント知識の習得などを取り入れると良いでしょう。部下が安心できる環境を整えることに加え、マネジメントスキルの底上げにより組織全体の生産性向上にも効果があります。

まとめ

今回は、モチベーション低下の要因と、モチベーション低下を防ぐ方法について紹介しました。社員のモチベーション低下を感じている方は、要因が何かを明らかにしたうえで、具体的な防止方法を取り入れてみてください。
キャムテックではキャリアデザイン研修や管理職向け研修のほかにもモチベーション向上に欠かせない研修を豊富に取り扱っています。
社員のモチベーション低下にお悩みの際には、ぜひ一度、キャムテックへお問い合わせください。

 

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