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【指導役社員研修事例】新人の今後を左右する効果的な面談~機械製造会社様~- 社員教育のCAM

2019.03.16 研修レポート

2018年7月上旬、長野県の機械製造企業様にて「メンター研修」を2日間実施し、22名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、新卒育成とケアのため、メンター・相談役の先輩社員を付けていらっしゃいます。その中で、

•毎週20分程度の面談時間を設けているが、手法などを特段教えているわけではないため、人により面談内容にバラつきがある。

•新卒社員と年代が離れているので、適切なアドバイス等が出来ているかやや懸念がある。

•人材育成という重要な役割を担っていることへの、認識が低い。

という課題をお持ちでした。そこで今回は、先輩社員に対して、相談役・指導役としての役割認識、部下・後輩への接し方のスキル向上(話の聞き方など)を目的に研修をいたしました。

研修内容と当日の様子

研修を始めてみますと、まだ新入社員の方たちと、じっくりと話したことが無い参加者が多かった事、また、研修の場で感じた問題点があったこともあり、現状で把握している新入社員の課題※や、注意点などについて、できる限り具体的に情報を提供、共有できるように配慮し、進行いたしました。(※4月に、当社様の新入社員研修も担当したことから)

また、自身が新入社員だった時のことを思い出しながら、新入社員に必要とされる「リーダー」像などを考える場面を設けました。

新入社員との第1回目の面談では、まだお互いに緊張もあり、腹を割って仕事に対する考えなどを十分に話すことが出来たとは言えない人もいたようですが、今後新入社員に寄り添いながら、「どうすれば担当する新入社員が成長するのか」について、真剣に向き合ってもらえたらと思います。

そして、面談の中で得た情報はできる限り、他のリーダーとも共有し、リーダー全員がみんなで8名の新入社員をフォローできるような、そんな環境を作ることが出来たらよいのではないかと考えます。

今回の研修で、傾聴や共感など、コーチングについて、初めて知ることが多かったようです。 面接で、必要となるコーチングのスキルについては、一朝一夕では身につきませんので、全体でロープレをする時間を設けたり、また、時間がない場合でも、少なくとも面談の前に、フローを見直す時間を取るなどして、少しずつスキルアップできるように取り組んで欲しいと思います。

受講者の声

•本日の研修でより、相手の立場になって物事を考えたり、自分の意見を押し付けない事に気を付けて、新入社員とコミュニケーションをとっていきたいと思いました。また、責任を持って対応できるようになりたいと思いました。

•人付き合いは会社にいる以上必須であり、その中で建設的に接していくコツを教えてもらった。

•マンツーマン指導において、正しいコーチングが実践できるようにしたいです。

•行き詰ったら今日の研修を参考にしたい。

講師より

研修でお伝えしたスキル1つ1つが、実践で繰り返し意識して取り組むことでしか伸ばすことが出来ないものですので、新入社員の成長の為に、是非1人1人がご自身のスキルアップに取り組んでほしいと思います。

【講師:平野 裕子】

研修内容

1日目

  • オリエンテーション
  • 若手社員の特徴
  • 指導・育成者に求められるスキル
  • コミュニケーションと聴く力
  • アサーティブなコミュニケーションを取る

2日目

  • オリエンテーション
  • 期待分析
  • 仕事の進め方・取り組み方・仕方
  • 管理上手になろう

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