職場でのマネジメントの実践と自己啓発の両輪が課題解決を実現~食品製造販売会社様~
2018年8月、宮城県の食品製造販売会社様にて「次期管理職対象 問題解決研修」を実施し、14名の方々にご参加いただきました。
今回の企業様は、次期管理職社員に対し次期管理職としての自覚を持ってほしいと考えておられました。特に、
「上からの指示をそのまま部下に流しており、具体的な説明がなく、部下からは反発がでている」という状況から、「問題解決する癖をつけ、上に対しても提案できるようにしてほしい」というご要望をお持ちでした。
そこで今回は、次期管理職が自分で考え、指示が出せるようにするための「次期管理職対象 問題解決研修」を実施いたしました。
研修内容と当日の様子
参加者の皆様は研修受講経験がほとんど皆無との事で、全体的には和やかな雰囲気で進め、指導すべき点は厳しくし、受講者に「考えることを意識する」よう投げかけました。
上司からの指示・方針をリーダーがそのまま部下・業者に指示・依頼をするのではなく、自分自身の思いや、あるべき姿を提示することを意識付けしました。
問題解決・課題設定では、インバスケット演習を実施いたしました。案件の処理状況から、関係者との情報の共有化や双方通行の対話力や、状況を俯瞰的にみて戦略を立てる或いは潜在的な原因を論理的に究明する力の不足等、全体的な課題感が見えてまいりました。
こちらは今後の課題として、受講者の皆様にお伝えしております。 この研修での結果は、本人がどれだけ日常の職務に関してマネジメントの観点を意識して、それをどのようにスキルとして身につけたが問われたと言えます。
リーダーにとって、キャリア形成での経営感覚の開発は必須要件です。個々人が社会的責任感、顧客意識、コスト意識、変革意識などマネジメントの意識を常に持って職務に専念すること、それが組織の発展に繋がることは自明であると思います。
職場でのマネジメントの実践と自己啓発の努力これらが両輪の如くうまくかみ合っていけば安泰であると考えます。参加者の方々がこの研修を契機にさらなる自己啓発を行い、能力開発に一層邁進されることを願ってやみません。
受講者の声
•今日の内容を活かして、会社が求める事を正確に理解し、役割を果たしつつ、自分自身も成長し続けていきたいと思いました。
•今まで研修をしっかり受けた事がなかったので、仕事や自分の立場、置かれた状況を考える良いきっかけになりました。他人任せな所があったので、これからは自分でしっかり考え、行動・指導しようと思えました。
•とても分かりやすく、もっと深く知りたいと思えたし、時間が足りないくらいだった。
•チームを作って、話し合い、発表するスタイルがとても印象に残り、問題点が分かり易かった。
講師より
研修で身につけた問題解決能力や優先順位づけ、処理をする力は職場で実践すると同時に、部下・後輩の方々にも伝播していただくことで、組織全体として発展していきます。ぜひ研修にとどめずに、波及していただけることを願っております。
【講師 :廣瀬 正人】
研修内容
- オリエンテーション
- 求められる役割と能力
- P‐D‐C‐Aの重要性
- 問題解決・課題設定演習
- 自組織への展開
- 部下・後輩の指導・育成を通じた問題解決
- 職場の部下・後輩をも活用した問題解決
- 職場の問題解決策と育成実践計画
導入事例
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