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働き方改革① ~時差Bizキャンペーンを通して考える「タイムマネジメント」~

2019.03.29 コラム

安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」を実現するための改革として、2016年9月に提唱された『働き方改革』。「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの課題を解決し、多様な働き方を選択できる社会の実現を目指す取組みです。

当コラムは、関連記事にスポットを当てると同時に、職場で実施する具体的施策を紹介してまいります。

今回は…「時差Biz」を通して考えます。

2018年7月11~25日までの2週間、東京都内の300の参画企業・団体では、時差通勤やフレックスタイム制などを通じて、通勤時間帯の混雑を緩和する「時差Biz」が実施されました。東京23区では、出社時間が午前8~9時に集中しており、全体の5割以上を占めることが分かっているため、この時間帯を分散させることによって、生産性向上を図ろうというものです。

小池都知事の狙い通り、今後私たちは“満員電車から解放され、生産性を上げる”ことができるのでしょうか。

出勤時間を調整することで、移動による疲れを軽減し生産性を上げる「時差Biz」同様、職場の業務の中でも時間に対する概念を見直し、『短時間で最大限の成果を上げる』取組みがこれまで以上に求められる時代となりました。

•今やっている業務の中で無駄なことは何もない
•削減できる業務は何もない

という声が聞こえてきそうですが、“今よりも1時間早く退社しなければならない“と仮に設定しただけで、短縮できる業務は見えてくるはずです。

限られた時間の中で、成果を出すためには、
•物事の優先順位をつけるスキル
問題解決スキル
•PDCA活用のスキル 

等々、いくつかのビジネススキルの習得が必要です。そして、各スキルをスピード感を持って判断・実施していくことで、より成果は高まります。

自身の業務はもちろん、部下・後輩の仕事の効率化を指導する上でも、タイムマネジメント能力は必要不可欠です。実際の力をつけていくのは日々の業務ですが、その基礎知識(土台)を形成しておくことで、“成果を出すために長時間働く”ではなく“短時間で最大限の成果を出す”社員の実現の第一歩となるでしょう。

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