共に成長できる人事評価面談を実現~鉄鋼関連会社様~
2019年7月下旬、東京都の鉄鋼関連会社様にて「管理職層対象 人事考課研修」を2日間に渡り実施し、17名の方々にご参加いただきました。
今回の企業様は、人事考課者である管理職層に対して、
・私意の入らない、平等な人事考課をしてほしい
・評価軸や、評価における注意事項を身につけてほしい
というご要望をお持ちで、毎年当研修を実施していただいています。
そこで今回は、公平な評価をするための評価者として注意すべき点と、評価面談でのFBスキルを身につけるための「人事考課研修」を実施いたしました。
1日目は、管理職としての役割認識醸成、部下に評価結果を素直に受け入れてもらうために必要なコミュニケーションの中でも、聴く力の必要性とコーチングフロー理解をしていただきました。
2日目は、より実践的に、人事考課時のヒューマン・エラーと意味や摺合せの仕方等、フィードバック面談を見据え、実践的な評価・面談の仕方を身につけていただきました。参加者の皆様は、コミュニケーションの中でも相手に共感しながら話を聴く「傾聴」の効果にとても関心があり、その重要性も十分理解していただきました。
特に、コーチングは初めて知ったという方も多く、「教える」のではなく「成長を見届ける」という姿勢に興味を持っておられました。そして、コーチングを成功させるためには、相手の立場や意見を尊重できる「アサーティブコミュニケーション」が必要であることも体感していただきました。
研修では人事考課の意義や、建設的なコミュニケーションの取り方など、人材育成に必要となるスキルや要素について具体的にお伝えしました。また、ロールプレイングでは、コーチングのフローを意識して面談を進められるよう指導しました。この研修の成果を実際の面談の場面でも発揮していただきたいです。
受講者の声
・自身を振り返る事が出来、有意義な時間とする事が出来ました。今後の業務を進めていく上で、また振り返ってみたいです。
・昨年評価面談を実施しましたが、より必要な考え方、視点を理解できました。
・ティーチングではなくコーチングが大切で、そのためにうまく質問をしていく必要があると気づきました。
・人事考課は初めてなので、どのように実践すればいいか不安だった。今回の研修で不安が取り除かれました。
講師より
人事考課の難しい点として、通常の人事考課のルールとは別に、その会社様独自の人事考課ルールが存在したり、現考課者が人事考課制度を十分に使いこなせていなかったりする場合があります。より良い人事効果面談をするために、実際の面談を通して、部下の話に耳を傾け、共に成長できるように取り組んでいただきたいです。
【講師:平野 裕子】
研修内容
1日目
- オリエンテーション
- 若い世代への理解
- コーチング
- コミュニケーション力
- メンタルコントロール
- まとめ
2日目
- 人事考課
- コミュニケーションと聴く力
- フィードバック面談
- まとめ
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