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ハラスメントを恐れる事でコミュニケーション不足を引き起こさない~精密機械製造会社様~

2019.08.30 研修レポート

2019年7月下旬、長野県の会社様にて「管理職・リーダー向け ハラスメント研修」を2日間に渡り実施し、64名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、比較的社内のコミュニケーションは活発ではありますが、仲が良いがために課長リーダークラスが、

・部下に対して必要な時も厳しく指導ができていない(事なかれ主義なところがあり、リーダーとしての自覚が薄い)

・悪気なくセクハラやパワハラとも取られかねない発言をしてしまう社員が見受けられる

という課題をお持ちでした。

そこで今回は、管理職として正しいハラスメントの知識を身に付けていただくための「管理職・リーダー向け ハラスメント研修」を実施いたしました。

1日目はハラスメントの種類について触れ、ハラスメントを生む原因について考えるワークを行いました。2日目はパワーハラスメント、モラルハラスメントに重点を置き、両者の意味、ハラスメントになる具体的な行動、違いについてワークを交えながら学習していただきました。

今回の研修では、「パワハラ」「モラハラ」など、なんとなくの知識でしか理解していなかったものを、具体例も交えて説明する事で明確にしました。その結果、自分では「コミュニケーション」の一環として行ったことも、相手にとっては「ハラスメント」として受け止められる場合があること、自分の身を守るためにも正しい知識が必要で、その上でコミュニケーションをしっかり取る必要がある事をお伝えしました。

その結果、「ハラスメント」と「コミュニケーション」の違い、ボーダーラインをはっきりさせる事で、今までなんとなく分かったつもりになっていたことを明確にでき、管理者として部下と接する際の不安を軽減できました。

受講者の声

・分かりやすい内容で良かったです。今後の仕事に生かしてみるべく、もう少々考えていくようにしてみます。

・分かっているようであいまいな部分もあったため、確認出来て良かったです。

・言葉は知っていたが、どのような点に注意が必要なのか、理解できました。

・客観的に考えるようにしたい。無関心もハラスメントという事を知りました。

・指導とパワハラは紙一重。もっとコミュニケーションを高めます。

講師より

「ハラスメント」を恐れる事で「コミュニケーション」が不足してしまっては逆効果です。正しい知識を得て部下との接し方を学習し、コミュニケーションを取る事でより深い信頼関係を築いていただきたいです。

【講師:亀田】

研修内容

  • オリエンテーション
  • ハラスメントとは
  • セクシャルハラスメントとは
  • パワーハラスメントとは
  • まとめ

導入事例

何か起こってから、ではなく、起こる前の事前対策としてのハラスメント教育を~那須グリコ乳業株式会社~

「えっ!これもハラスメント!?」社会的課題への取り組みとして、ボーダーラインを共通認識へ~太陽工業株式会社~

管理者と若手の捉え方には、ギャップがあった?継続的な教育機会でハラスメントが起きない組織を~ヤマト包装技術研究所株式会社~

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