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なぜ目標設定は重要なのか?目標を達成するためのフレームワークをご紹介!

2021.09.03 コラム

組織の利益を最大化するためには、組織や個人が同じ方向に向かって取り組むことが必要不可欠です。そのために欠かせないことが「目標設定」です。目標を適切に設定できるかどうかは、仕事の成果に大きく影響を与えます。そこで今回は、「目標設定が重要な理由と、目標達成するためのフレームワーク」をご紹介します。

目標設定が重要な理由

混同されがちな「目的」と「目標」ですが、目的が「最終的に目指すべき到達点」であることに対して、目標は「目的を達成するために設定した具体的な手段」を指します。では、なぜ目標設定が重要とされているのでしょうか。目標設定が重要な2つの理由をご紹介します。

やるべき行動が明確になる

目的は抽象的で漠然としている場合が多いですが、目標設定をすることによって、目的達成のための方向性が決まり、自分がやるべき行動が明確になります。そのため、余計な時間やコスト、労力を最小限に抑えることができ、最短ルートで目的達成することができます。また、具体的な目標を設定することによって、目的を達成するために必要な時間やコストを把握することもできます。

例えば、「瘦せる」という目的を実現したい場合、「1日1時間の運動をする」「夜遅くにご飯を食べない」といった目標設定をすることによって、「毎日往復1駅分歩く」「夜ご飯は20時に食べる」など、自分がやるべき行動を具体的に決めることができます。

モチベーション向上

仕事を行う上でモチベーションはとても重要な要素であり、他人から与えられて「やらされ感」を感じながら行う業務では、受け身の姿勢になってしまいます。そのため、成果を自分事として捉えられず、モチベーションが低下してしまいます。しかし、自分で目標設定を行うことで、「目標を達成させたい」という気持ちが強く湧き、能動的に取り組むようになるため、モチベーション向上に繋がります。また、自分で目標設定をすると、途中でトラブルが発生した場合にも、「何とか解決しよう」という意欲を持ち続けられるため、良い結果に結びつきやすいです。

目標設定のコツ

目標はただ設定するだけでは達成できません。達成するための目標を設定するためにはコツがあります。どのように目標設定を行えばよいのか、目標設定のコツを3つご紹介します。

具体的な数値で設定する

目標設定をする上でまず大切なことは、「努力する」「頑張る」といった曖昧な内容ではなく、できるだけ具体的な数値で設定することです。例えば、営業の場合、「売上を伸ばす」「顧客を増やす」といった漠然とした目標では、具体性に欠けます。そこで、「売上を前年度比〇%アップ」「1年間で新規顧客を〇社増やす」など、具体的な数値を設定することで、やるべきことが明確になります。また、目標達成までの期限も月単位や週単位のできるだけ詳細な計画を立てることによって、目標達成に向けた効果的な行動ができるようになります。

目標の数を決める

目標達成する上で、最も大きな障害のひとつとして、「ほかの目標の存在」が挙げられます。達成したい目的が複数ある場合でも、その数だけ目標を設定してしまうと、自分の関心や集中力が分散してしまうため、達成しづらくなってしまいます。また、目標の数が多いことで、圧倒され、達成できなくなるリスクもあります。まずは、目標となり得る項目をすべて書き出し、優先順位を付けて絞り込み、重要でない項目を省くことで、達成すべき重要な目標を明確にすることが効果的です。

モチベーションが上がる目標を設定する

会社が設定した目標を押しつけていては、社員は「やらされ感」に陥る恐れがあります。自分にとって重要でない、あるいは興味がない目標を設定しても、取り組む意欲が起きず、結果として達成しづらくなってしまいます。そのため、興味があり、達成する意欲が湧く目標を設定することがポイントです。また、目標は簡単に達成できない高いものであるほど、達成感が得られモチベーションアップに繋がる一方で、あまりに高すぎると無謀に感じられ、モチベーションが下がるため、注意が必要です。適切な目標設定をすることで、目標を自分事として捉え、目標達成に向けて主体的に行動することができます。

 

目標設定のフレームワーク

目標設定には、様々なフレームワークがあり、状況や目的に応じてこれらを使い分けることによって、より効果的な目標を設定することができます。ここでは数あるフレームワークの中から、基本的な6種類のフレームワークをご紹介します。

SMARTの法則

SMARTの法則とは、「Specific(具体性)」「Measurable(測定可能)」「Achievable(達成可能)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の5つの要素で構成されるフレームワークで、これらの要素を目標設定に取り入れる必要性を示しています。「その目標が適切であるか」「目標は達成できる水準であるか」といった、目標の内容自体をチェックすることに優れているため、効果的な目標を設定する上で欠かせません。

MBO

MBO(Management by Objectives)とは、「目標管理制度」のことで、企業の経営目標の達成度合いを評価するためのフレームワークです。社員のモチベーションを保ちながら、組織の目標を達成するための行動を管理するもので、上司と相談した上で自ら目標を設定し、実際に行動した後に達成度合いを評価することが特徴です。一方で、社員が簡単に達成できる目標ばかりを設定するという課題や、目標達成までの期間が長いとモチベーション維持が難しいといった問題も抱えています。

KPI

KPI(Key Performance Indicator)とは、「重要業績評価指標」のことで、目標達成の進捗を客観的に測るために用いられるフレームワークです。最終的な目標達成をするための要因を洗い出し、その達成度合いを特定の指標を用いて評価する手法で、最終目標の達成度合いを確認するための指標として、KGI(Key Goal Indicator「重要目標達成指標」)が用いられます。適切なKPIを設定することで、目標達成のための行動が明確化できるため、個人が取るべき行動や達成すべき成果がはっきりとし、目標達成への道筋をつけやすくなります。一方で、複数のKPIを同時に設定すると、優先すべき目標が分かりづらくなることがデメリットです。

GROWモデル

GROWモデルとは、「Goal(目標の設定)」「Reality/Resource(現状の把握/資源の発見)」「Options(選択肢の創造)」「Will(行動計画と目標達成の意志)」の4つの要素からなります。目標設定において、目指すゴールを書き出すことで、自分事として可視化しながら行動できるだけでなく、コーチングの基本スキルとして、部下に自発的に考え、行動させるためにも用いられます。

OKR

OKR(Objectives and Key Results)とは、「目標と成果指標」のことで、全体のビジョンに対する進捗を管理する方法で、「どれだけビジョンに近づいているか」を把握するためのフレームワークです。目標に対して、3~4つの成果指標(目標を達成するために実行すること)を設定し、これを個人目標に結びつけることで、組織と個人の目標をリンクさせます。特定の成果を上げることができれば、必然的に目標が達成できるように、成果指標を設定することが特徴です。また、組織の目標や課題に対して、一丸となって取り組むため、社員のエンゲージメントやモチベーションの向上にも活用されます。

SWOT分析

SWOT分析とは、「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの要素からなります。自社の強みと弱みをピックアップして、目標設定に活用するフレームワークで、外部環境・内部環境・プラス要因・マイナス要因の4つの視点から検討します。外部環境として、プラスとなる市場拡大や競合優位の可能性、マイナスとなる市場縮小や競合激化の可能性を分析します。また、内部要因としては、目標達成にプラスとなる自社の特質と、マイナスとなる自社の特質を分析します。分析を通して、重点的に取り組むべき課題を目標として取り上げ、戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化に用いられます。

まとめ

目標設定は目的達成のための方向性を明確にし、社員のモチベーション向上のために必要不可欠です。目標設定には様々なフレームワークがあるため、状況や目的に応じて最適なフレームワークを活用することがポイントです。弊社の「目標設定研修」では、自身がすべきことを、“ノルマ”では無く“自分の目標”として、前向きに捉えさせることができるようになります。社員に「目標設定の必要性を理解させたい」「目標設定のためのスキルを習得させたい」とお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください!

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