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マネジメントとは?その手法と求められるスキルをご紹介

2021.09.10 コラム

組織やチームを発展させるために不可欠な「マネジメント」ですが、「部下が思うように動いてくれない」「チームの意見がまとめられない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「マネジメントの手法と求められるスキル」についてご紹介します。

マネジメントとは

マネジメントとは、「経営」「管理」を意味する言葉です。ビジネスにおいては、組織の成果を上げるためにヒト・モノ・カネなどの経営資源を効率的に活用し、リスク管理を行いながら、目標やミッションの達成を目指すことを指します。具体的な内容としては、メンバーの管理、現状把握、規則や秩序の遵守、戦略立案などが挙げられます。

リーダーシップとは

「マネジメント」と混同されがちな言葉に「リーダーシップ」があります。

リーダーシップとは、「指導力」「統率力」を意味する言葉です。組織で定められた目標や目的を達成するために、自発的に集団活動に参加し、組織を導く能力を指します。また、組織やチームに属するメンバーの方向性(ビジョン)を定め、集団活動を維持させる働きもあります。具体的な内容としては、目標達成のためのプラン設定や、有事の際の課題解決などが挙げられます。

マネジメントとリーダーシップの違い

マネジメントとリーダーシップの違いは、マネジメントは「組織を管理」することであるのに対し、リーダーシップは「組織を先導」することを指します。

リーダーシップには、「どんな(What)目標に対して、メンバーをどの方向(Where)に導くか」という、組織が向かうビジョンを示す役割が求められます。これにより、メンバーの方向性を揃え、組織活動の維持が可能になります。

一方、マネジメントでは、WhatとWhereに加えて、「いつ(When)」「誰に対して(Who)」「どのように(How)」物事を進めていくかという組織の推進力を担います。さらには、組織を維持するために、メンバーの進捗や状況把握、モチベーション管理も求められます。

このことから、組織で求められる役割が明確に異なることが分かります。

 

マネジメントの手法

一口にマネジメントといっても、様々な手法があります。そこで今回は、「階層別マネジメント」「業務別マネジメント」の2種類をご紹介します。

階層別マネジメント

組織の役職や役割に応じて求められるマネジメントを「階層別マネジメント」と言い、「トップマネジメント」「ミドルマネジメント」「ローアーマネジメント」の3種類があります。

・トップマネジメント

トップマネジメントには、代表取締役をはじめとする経営層が、組織の基本的な方針を決定し、経営計画を立案し、組織の運営方針や事業戦略を決めるなど、経営に直結する意思決定や最終的な責任を担う役割があります。よって、強いリーダーシップが求められます。

・ミドルマネジメント

ミドルマネジメントとは、主に部長や課長、工場長などの「管理職」が行うマネジメントで、多くの企業で取り入れられています。トップマネジメントをサポートし、経営層が決定した戦略や方針、指示や命令などをメンバーに正しく伝えることが求められます。また、現場社員を指揮監督しながら、意見を吸い上げる役割も求められます。経営層と現場社員の橋渡し役を担い、組織の意思疎通において欠かせない存在であるため、組織の規模が大きくなるほど重視なポジションです。

・ローアーマネジメント

ローアーマネジメントとは、主に係長や主任、リーダーが行うマネジメントのことで、トップマネジメントやミドルマネジメントが示す組織の戦略や方向性を実現するため、現場で直接指揮監督を行うことが求められます。現場社員との関わりが深くなるため、信頼関係がより重要とされる立場です。

業務別マネジメント

業務内容に応じて行うマネジメントを「業務別マネジメント」と言い、大きく分けて「組織運営」「人材管理」「メンタルヘルス」の3種類があり、それぞれがさらに細かいマネジメント手法に分かれています。

【組織運営】

・チームマネジメント

チームマネジメントとは、主に中堅社員やリーダー層に求められるマネジメントスキルで、業務の生産性を高め、組織目標を達成するためのメンバーの育成が挙げられます。また、チームの結束力を固めて団結力・生産性を上げるためにも不可欠な手法です。

・プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを成功させるために行う手法のことで、プロジェクトの目標や運営計画を立案し、人員配置や進捗管理など、プロジェクトの進行に関する様々な役割を担います。成果物を納期までに仕上げ、品質を担保するといった、与えられた仕事をこなすだけではなく、付加価値をつけ、ワンランク上の商品を作る意欲をわかせることもプロジェクトマネジメントの役割です。

・ナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントとは、業務の中で、個々が知り得た知識や経験、スキルを組織内で共有し、組織全体のスキルを向上し、パフォーマンスを最大化させる手法のことです。知識や技術を全体で共有し、創造的な仕事を目指すことで、新しい発見や知識が生まれるきっかけに繋がります。

【人材管理】

・タレントマネジメント

タレントマネジメントとは、タレント(社員)が持つ能力やスキルを重要な経営資源として捉え、配置や育成に活用することで、社員と組織のパフォーマンスを最大化させる手法のことです。メンバーの得意分野を理解することで、生産性が向上し、結果的に労働時間の短縮に繋がります。また、新部署の設立や、プロジェクトの立ち上げを行う際によく用いられます。

・モチベーションマネジメント

モチベーションマネジメントとは、メンバーの意欲を引き出し、モチベーションを維持しながら業務に取り組めるようにする手法のことです。具体的には、メンバーが適切な目標を設定するためのサポートや、目標を達成できなかった際に原因や改善策を一緒に考えるといった行動が挙げられます。

・パフォーマンスマネジメント

パフォーマンスマネジメントとは、「行動」を「結果」に結びつけるための手法のことで、社員の能力とモチベーションを引き出すことで、目標達成や、組織と社員の持続的な成長に繋げます。目標達成のための行動を社員と共に考えた上で、自主的に行動するように促します。マネージャーは、社員の取り組みを踏まえた、評価とフィードバックを行います。また、ミスが発生した際のフォロースキルもパフォーマンスマネジメントに含まれます。

【メンタルヘルス】

・メンタルヘルスマネジメント

メンタルヘルスマネジメントとは、「心の健康管理」のことで、近年増加している職場における心の不調による離職や休職を防止するために、職場環境の改善やストレス緩和など、心の健康のサポートを行うことを指します。社員のケアを行うために、外部のプロの心理カウンセラーを依頼する企業もあります。

・アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは、適切なコミュニケーションのために、自身の怒りの感情をコントロールする手法のことです。自身が抱いた怒りの感情を客観視し、原因を把握することによって、感情に任せた行動の抑制を習慣化します。

・ストレスマネジメント

ストレスマネジメントとは、ストレスを上手にコントロールする手法のことです。日々の業務の中で感じたストレスを、抱えたままにしていると、心身に悪影響を及ぼす恐れがあります。そこで、ストレスによる不調を防ぐために、自分自身がストレスと向き合う方法を知っておく必要があります。

マネジメントに求められるスキル

マネジメントを実践するために求められるスキルをご紹介します。

課題解決力

組織として目的達成する上で、課題解決力は欠かせないスキルです。目的を達成するために、現状の課題を把握し、どのように解決するかを適切に判断しなければなりません。解決すべき課題が正確に見極められていないと、効果的な対策に繋がりません。そのため、マネジメントをする上では、客観的なデータから課題を正しく抽出し、分析する力が求められます。

プロジェクト管理力

プロジェクトを成功させるためには、ゴールまでの道筋を逆算して、具体的なアクションプランの設定、スケジュール管理、人員確保、進捗管理などが求められます。しかし、全てが予定通りに進むとは限らず、トラブルが発生するケースも多いため、必要に応じて軌道修正しながら、プロジェクトを完遂する能力が不可欠です。

意思決定力

組織運営の中では、重要な判断を迫られる場面が度々訪れますが、意思決定を行う際に、必ずしも全員の意見が一致するとは限りません。より良い決断をするためには、異なる意見が出たり、見解が対立したり、様々な案が挙げられる中で結論を出すことが求められます。また、決定事項が組織のビジョンと矛盾することの無いよう、慎重に意思決定する必要があります。

コーチング力

組織で目標達成をするためには、メンバーに課題解決の答えを教えるのではなく、メンバー自身に解決方法を考えさせる必要があります。そのためには、日頃からメンバーとのコミュニケーションを図り、信頼関係を構築し、部下の能力や特性を把握した上で、それを最大限に発揮するコーチング力が求められます。

まとめ

マネジメントの様々な手法や求められるスキルをご紹介しましたが、組織を正しい方向に導き、部下を育成するために「マネジメント」は不可欠な能力です。弊社の研修では、マネジメントに必要な「課題解決力」「プロジェクト管理力」「意思決定力」「コーチング力」はもちろんのこと、お悩みに合わせたプログラムをご提案いたします。マネジメントでお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください!

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