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新入社員研修の期間はどのくらいが適切?一般的な企業における平均値とは

2020.09.11 コラム

新入社員研修は、社会人としての基本行動やビジネスマナー、職種別のビジネススキルなどを学ぶためのプログラムです。戦力となる人材を育てるために、多くの企業が新入社員研修に力を入れています。今回は、そんな新入社員研修の適切な期間について解説し、一般的な企業における平均値や研修期間中の給料などについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

新入社員研修の適切な期間

新入社員研修は主に新卒採用者を対象に行い、入社式当日もしくは翌日から始める企業が多いです。新入社員研修の目的は、社会人としての心得やビジネスマナー、企業理念など自社の事業内容を理解することなどにあります。

新入社員研修の適切な期間は業種や職種によって違いがあり、事務職や営業職などは1カ月程度と比較的短いです。一方で、専門性の高い技術職などについては3ヶ月以上と長期の研修期間が設けられているケースも多く見られます。

平均的な研修期間

新入社員研修の平均的な期間は、3ヶ月未満の企業が多いというデータがあります。しかし、研修内容や職種などによって研修内容も大きく変わるケースがあるので、そういった場合、研修期間の幅は大きくなると言えるでしょう。

ここでは、研修期間に応じてどのような内容の研修が行われるのか期間別に詳しく解説していきます。

約3ヶ月

新入社員研修の期間として、最も多く採用されているのが「約3ヶ月」です。事務や営業などの職種でも3ヶ月という比較的長い研修期間を設けている企業もありますが、多くの場合は高い専門性を要求される技術職などの新入社員研修期間として約3ヶ月というのがひとつの目安となっています。

技術職の場合、社会人としての心得やビジネスマナーなどの一般的な研修内容も大切ですが、専門知識や習得しなければいけない技術などが多いため、3ヶ月という長い期間を研修にあてている企業が多いのです。

技術職以外でも、銀行員や企業の経理職など、専門知識が必要とされる業種や職種の場合も3ヶ月程度の研修期間を設定している企業が多い傾向にあります。

約1ヶ月

新入社員研修の期間で、3ヶ月に次いで多く採用されているのが「約1ヶ月」です。約1ヶ月の研修期間が設けられる職種としては、事務や営業など、一般職やOJTがメインに分類されている職種が多いと言えるでしょう。

研修内容としては、一般的な社会人としての心得やビジネスマナー、企業理念や事業内容などの自社に関する知識を深めることを目的としたものが多い傾向にあります。また、研修の中に配属された部署での実践的な業務についての内容が含まれているケースもあるので、コンパクトながらハードな研修期間と感じる新入社員が多いです。

ただし、1ヶ月では研修内容として物足りない場合も多いため、新入社員研修が終了した後も配属された部署で引き続き業務に関する研修を行っている企業もあります。

約2週間

約2週間というと、新入社員研修の期間としては短いと感じられるかもしれませんが、一般職と技術職の両方で同程度の割合で採用されている研修期間となっています。

研修の内容としては、一般内容の社会人マナーやビジネスマナー、自社の事業内容の理解などが主なものです。同時に、配属された部署での実務も研修内容に含まれています。研修期間が短く設定されている背景には、企業側の負担を減らす目的もあるようです。

新入社員研修の計画を立てることや講師の選定など、研修内容を組み立てるだけでも企業にとっては負担となります。特に、通常業務も行いながら新入社員の研修も同時に行わなければならない立場の上司や先輩社員の負担は大きいと言えるでしょう。

このような理由から、約2週間という短い新入社員研修の期間にしている企業も多いのです。

1週間未満

新入社員研修としては最短となる「1週間未満」という期間を設定している企業もあります。職種に関しては、一般職も技術職も同程度の割合です。

ある企業が実施した新入社員研修の期間に関するアンケート調査結果によると、1週間未満と回答した割合は約12%でした。また、研修期間なしと回答した企業は約15%となっています。研修内容は、一般的な内容よりも現場での実務経験をメインに実施しているケースが多いようです。

企業側としては、採用してすぐに即戦力となる人材育成を目的とした研修期間として短い期間を設定していると考えられます。約12%もの企業が採用している研修期間ですので、カリキュラムも企業独自の内容となっていることが多いと予測可能です。

事務系の平均的な研修期間

新入社員研修の平均的な期間は「約3ヶ月」でしたが、事務系の平均的な研修期間は「約1ヶ月」というデータもありました。事務系の職種は、経理などの専門知識を必要とするものもありますが、主な業務内容は書類作成やデータ入力などで、入社してすぐにでも業務に携わることができる職種です。そのため、研修内容としては社会人マナーなどの一般的な内容や、同期同士の社内ネットワーク構築、コミュニケーションなどを目的として行われる研修期間だと言えるでしょう。

しかしながら、新卒の新入社員にとっては配属後の業務は初めての事務業務となるので、新入社員研修期間が終了して後も、現場での実務に慣れるまではおおむね3ヶ月程度は必要となるでしょう。現場でのフォローが大切です。

技術系の平均的な研修期間

技術系の職種の平均的な研修期間は「3ヶ月」というデータがあります。事務系の平均的な研修期間に比べると2ヵ月程度長くなっていますが、その理由としては、技術系の職種は高度な専門知識や技術が必要であり、その取得には時間を要するため、比較的長い研修期間となるケースが多いことが挙げられます。

一方で、事務系の職種と同じく「1ヶ月」の研修期間を採用している企業が約49%もあるといったアンケート結果もあります。ですが、このような短期間の新入社員研修を行っている企業の場合は、その後も定期的な研修を実施しているケースが多く、なかには1年以上にわたって新入社員の人材育成を行っている企業もあるようです。

いずれにしても、技術系の新入社員研修の期間は、職種の専門性の高さから、他のどの職種よりも長くなる傾向にあると言えるでしょう。

新入社員研修の期間の決め方

新入社員研修の期間の決め方についは、あらかじめ企業内で研修期間を定めているケースもあれば、研修内容によって期間を決めているケースもあります。ここでは、一般的な新入社員研修の期間の決め方について解説しますので、参考にしてください。

■新入社員研修期間の決め方

1:新入社員研修のプログラム内容を決定

2:プログラム内容に沿ってどの程度の期間で習得できるのか算出

3:すべてのプログラム内容の期間算出を合算してトータルの研修期間を決定

まず、研修で行われるプログラム内容を決定することによって、それぞれの内容を習得するために必要な期間が割り出せます。するとすべてのプログラムを終了するにはどの程度の期間が必要なのかが算出できますので、その期間を研修期間として決めるのが一般的な決め方です。

新入社員研修期間の社員の給料

ここでは、新入社員の研修期間中の給料について解説します。研修期間中の給料を明確に表示しているケース以外では、基本的に入社当初に定められた給料が支給されることがほとんどです。

例外として、通常業務終了後や休日に行われる「自由参加制度の新入社員研修」に関しては労働とはみなされず、給料の発生がない場合があります。新入社員研修自体については強制参加となり、労働と判断されるので、研修期間中であっても給料は発生します。

支給される給料額に関しては、研修期間中の給料を設定している企業もあり、その場合は通常の月額給料よりも低くなる傾向です。新入社員研修に限らず、研修中の給料については、業務として強制参加する場合は労働にあたるので給料が発生する、業務時間外で自由参加の場合は労働とみなされないため給料は発生しない、ということを覚えておくと良いでしょう。ただし、ケースによるので柔軟な対応が必要になる場合もあります。

まとめ

今回は、新入社員研修の期間について解説しました。平均的な研修期間は「約3ヶ月」です。事務系で最も多い研修期間は1ヶ月、技術系は高度専門職となるため比較的長い研修期間である場合が多いと言えるでしょう。

新入社員研修は、社会人マナーやビジネスマナー、業務スキルや同期のネットワーク構築などさまざまプログラムを学べる機会です。企業側は、新入社員が無理なくしっかりと学べる研修期間を決定しましょう。

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