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新任管理職の悩みや課題を解決し、成長を促す研修のポイント - 社員研修のCAM

2022.05.13 コラム

新任管理職は、これまでと求められる役割が大きく変わり、様々な悩みや課題を抱えることでしょう。その中でも特に多い課題として、管理職になったことで急激に増える業務量や、部下とのコミュニケーションが挙げられます。このような悩みや課題を解決するためには、研修でスキルや解決方法を学ぶことが大切です。そこで今回は、「新任管理職が抱える悩みや課題を解決する、新任管理職研修のポイント」をご紹介します。

新任管理職が抱える3つの悩み・課題

多くの新任管理職が抱える悩みや課題として、「マネジメント業務」「部下とのコミュニケーション」「管理職としての役割」の3つが挙げられます。

マネジメント業務

管理職になると新たに、業務の進捗管理、リスク管理、部下の指導、人事評価など、マネジメント業務を行う必要があります。また、会社の規模や部署によっては、プレイヤー業務とマネジメント業務の両方を行わなければならないケースもあり、業務のバランスが上手く取れず悩む人も少なくありません。特に新任管理職の場合、「自分でやったほうが早い」とプレイヤー業務を自分で抱え込んでしまうことも珍しくありません。

そのため、不慣れなマネジメント業務をどのように行うか、プレイヤー業務とマネジメント業務をどのように両立するか、部下に適切に業務を割り振るにはどうすればいいか、新任管理職の多くはこのような悩みを抱えています。

部下とのコミュニケーション

管理職になると、部下とのコミュニケーションの重要性がさらに増します。もちろん、管理職になる前から部下や後輩を持ち、一緒に業務を行い、指導をしていた人がほとんどはずです。しかし管理職になると、部下の数が増え、責任も今まで以上に重くなる他、自分より部下が年上であることや、経験豊富なケースもあるでしょう。人事考課や1on1面談など、評価や指導を行う機会も増えるため、より細やかに気を配り、コミュニケーションを取る必要があります。

そのため、部下とのコミュニケーションをどのように取るか、どの程度の距離感で話をするか、このような悩みを抱える新任管理職は少なくありません。

管理職としての役割

管理職になると、一人の労働者・社員の視点ではなく、会社視点で物事を考える必要があります。しかし、いきなり「会社視点・経営視点で考えよう」と思ったところで、上手く切り替えができるとは限りません。もちろん、管理職に登用されるレベルの人材であれば、このような悩みに対しても、自分で答えを探せたり、管理職になった時点で、自分に求められている役割を十分理解している人もいるでしょう。

しかし、それでも管理職としての自分の役割について悩む人は多いため、管理職登用の前後のタイミングで求める役割を伝えておくことで、新任管理職が自分自身の役割で悩むことを防げるでしょう。

新任管理職研修に盛り込みたい3つの内容

新任管理職の悩み・課題を解決するためには、研修を通じて解決法や、解決に至るスキルや考え方・行動を学び、職場で実践することが必要です。新任管理者研修では、次の3つの内容を取り入れるとより効果的になります。

管理職としての役割理解

まずは、管理職としての自分に課せられている役割を理解することが必要です。「管理職とは何か」「マネジメントとは何か」といった、基本的な知識を理解させることが必要です。自社が管理職に何を求めているのか、どういった成果を期待しているのかなど、新任管理職に求める役割を明確に伝えましょう。

ポイントは、世間一般的な話ではなく、自社の話として伝えることです。これにより、受講者が自分自身のこととして受け止められ、より理解が深まることが期待できます。

部下とのコミュニケーション方法

部下とのコミュニケーションの取り方も理解を深める必要があります。近年はコミュニケーションの方法や内容により、ハラスメントとして受け止められるリスクがあり、管理職は叱咤激励をしているつもりが、部下はパワハラと感じるケースも少なくありません。このようなコミュニケーションの齟齬を避け、より効果的なコミュニケーションを取るためのポイントも理解させましょう。

また、管理職になると人事考課等、部下と面談を行う機会も増えるため、評価を部下に伝え、成長を促す声掛けの方法も、研修で学んでおくとよいでしょう。

ロールプレイングやケーススタディ

研修では一方的にレクチャーを行うだけでなく、ロールプレイングやケーススタディなど、受講者が主体的に参加できるワークをも取り入れることも大切です。レクチャーで学んだ内容や自分で考えた内容を基にロールプレイングを行うことで、理解がより深まるため、職場で活かしやすくなります。また、受講者同士でディスカッションを行うことで、自分とは違う視点や考え方に気づくこともできます。

新任管理職研修を成功させる2つのポイント

新任管理職研修を成功させ、新任管理職の成長を促すポイントは2つあります。

受講者の悩み・課題に合わせたカリキュラム

管理職が身につけるべきスキル・知識・マインドは多岐に渡りますが、全ての内容をを1回の研修でカバーしようとすると、詰め込みすぎになってしまいます。その結果、内容を十分に理解できず、期待していた効果が得られない恐れがあります。これを防ぐためには、必ず押さえるべき内容や、自社が重視する内容を優先し、複数回に分けて行うと良いです。研修の企画段階で、新任管理職が抱えている悩みや課題を洗い出すことができれば、研修内容を考えやすくなります。

研修を外部委託する場合には、事前に打ち合わせを行い、受講者の悩みや課題に対応したカリキュラムを実施できる会社を選びましょう。弊社では、企業様ごとの悩みや課題に応じて、完全オーダーメイドでカリキュラムを作成しています。

行動定着させるためのアフターフォロー

研修を成功に導くもう一つのポイントは、研修後のフォローです。研修で学んだ知識やスキルを実践し、日々の行動として定着させるには、アフターフォローが必要です。研修は当日の学びだけでなく、アフターフォローにより効果測定や行動定着まで行ってこそ、意味があると言えます。

アフターフォローの方法として、フォロー研修の実施はもちろんですが、弊社では「継続トレーニング」という、研修で身につけた知識・スキルを職場で実践し、行動定着を促すプログラムも行っています。「学び」を「行動項目」へ落とし込み実践し、実践結果を数値化することで、自分自身の課題が明確になるため、効果的な人材育成や研修計画に役立ちます。導入した企業様の92%で効果測定値が上昇、つまり「継続トレーニング」によりスキルが向上したという結果が出ています。

まとめ

新任管理職の多くは、業務内容や部下とのコミュニケーション、自分の役割など、様々な悩みや課題を抱えます。これらの悩み・課題を解決に導く方法として、新任管理職研修が挙げられます。新任管理職研修では、管理職に求められる役割などの基本的な内容を中心に、ロールプレイングやケーススタディを取り入れることで、主体的に参加できるような工夫が重要です。

弊社でも新任管理職はもちろんのこと、様々な管理職研修を行っております。研修実施後の効果検証まで一貫して行うことで、高い効果が得られますので、研修をお考えの方は是非一度お問合せください。

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