「一人では無くチームである必要性を理解」コミュニケーション活性化～医療機器商社様～

2020.03.10 研修レポート

2019年11月中旬、兵庫県の医療機器商社様にて「中堅社員コミュニケーション研修」を実施し、12名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、中堅社員の方々に対して、

・自分は責任者ではないため、という姿勢で周囲への関わりが薄く、受動的な業務姿勢

・後輩が何か出来るようになっても“部下”ではないことを理由に、あまり関わろうとしない

という課題をお持ちでした。

そこで今回は、チーム力を向上させるために、業務範囲以上のことに目を向ける必要性理解と、後輩とのコミュニケーションスキルを向上させるための「中堅社員コミュニケーション研修」を実施いたしました。

受講者の皆様は、全体的に研修参加への意識は低く、研修の意味付けもあまりされていない状態であったため、なぜ研修が実施されているか、参加者の皆さんへの期待は何か、などといった役割醸成に時間をかけました。

その上で、チームで中心的な役割を担うためには、上司、後輩それぞれへの働きかけや声がけ、特に後輩一人一人の状況を把握し、個別にコミュニケーションをとることが大切であることを、ワークを通して認識していただきました。

また、普段の業務の中で抱えている課題整理や、役職に対して担うべき役割については、ワークを交えながら取り組んでいただくことで、理解が深まったのではと感じています。

そして、多くの方が課題と認識されていた「コミュニケーション」については、「後輩とのコミュニケーション」「上司とのやりとり」を主軸に置きながら展開をいたしました。ゲーム形式、ロールプレイなどの中で自分事化していただけたのではないかと思っております。

受講者の声

・自身の不足している事等、分かってはいてもどうすれば良いのかという事や、再認識をする事が出来た。

・パズルを使ったゲームで、いかに言葉だけで正確に物事を伝えるのが難しいか分かりました。

・タイプによって接し方を変えた方がうまくいく事もあると、分かった。

・傾聴力を高めて、コミュニケーションを向上させたい。

今回の研修で必要な要素は取り上げておりますが、スキルとして定着するまでには時間がかかります。ぜひ折に触れ、今回の研修内容のリマインドをすると共に、研修後に取り組んでいただいた研修後のトレーニングを積極的に活用されることで、行動定着に繋がると思います。